2017/06/27

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動体視力は9歳までに


動体視力はスポーツに欠かせない能力になります。

野球で言えば、ボールを目で追う、見極める、予測するなどがあります。

球技以外の空手や剣道なども相手の動きを見て判断して、避けるなどに必要となってきます。

動体視力はいつ頃、身につくものなのでしょうか?

まだボールを触り始めた4~5歳頃の子供たちにボールを投げると、まったくボールにピントが合っていません。

動くものを目で追うことができていないのです。

目を閉じている子もいます。

そして、顔によく当たります。

普段見えている景色の中に、ピントの合っていないボールが飛んできている状態です。

大人で例えるならば、斜め前から飛んでくるボールを正面を見たまま捕っているような状態です。

難しいですよね。

小さな子供はこのような感覚でボールを取ろうとしているのです。

6歳から動体視力を鍛える

動体視力は9歳頃までにほぼ完成します。

18歳頃までは緩やかに成長しますが20歳を過ぎると衰えていき、最終的には子供と同程度まで落ちてしまいます。

6歳から9歳までに急速に見る力が身につくのです。

しかし、なにもしていなくても身につくわけではありません。

小学校高学年でもボールを取るのが苦手だったりする子は、動体視力を身につける経験が少なかったのです。

動体視力トレーニング


どうすれば動体視力を身につけることが出来るのでしょうか?

要は動くものを目で追えばいいのです。

4, 5歳くらいの子供だったらボール遊びをするだけでボールを目で追うようになります。

ボールを投げてキャッチしたり、弾ませたボールをキャッチするだけでボールに目がついていくようになります。

ボールをキャッチする時もボールを見て、目を閉じずに取ることが出来るようになります。

小学校低学年でしたら、動くものを素早く目で追う、ピントを合わせる力を身につけるために、より難しい練習をします。

これは私のチームでもやっている練習ですが、ボールに書いてある数字を当てるというゲームです。

通称 ‐ 数字見るやつ


  1. ボールに6と9を除く1~8の数字を書いたボール用意します(6と9は判別できないので除外)。
  2. 子供たちを1人づつバッターボックスに立たせます。
  3. 数字の書いたボールをバッターボックスに立つ子供たちに向けて投げます(小学2年生の子に対しても100キロ程度のボールを投げます)。
  4. 数字を当てればもう一回、外せば交代です。


通常、2年生ぐらいだと100キロの球を怖がりますが、数字を見るようにすると怖がりません。

逃げませんし、顔の近くにボールが来てもサラリとかわしてくれます。

この練習は大人でも難しく、「こんなのわからないよ」と思います。

しかし、一瞬見えるポイントがあるのでポイントをつかめば見えるようになるのです。

数字が見えるポイントとボールの回転が見えるポイントはほぼ同じです(感覚的に)。

試合前にやるとボールが見えるようになりますし、「ボールの回転を見るよ」というような行動目標の指示が出しやすいのでオススメです(行動目標についてはメンタルトレーニング②で紹介)。

また、明らかに高めのボール球を振ってしまうような子は、ボールの見極めが早いことが原因の1つなので、ボールの回転を見るように伝えると、見極めが可能になることもあります。

他には、イチロー選手もやっていたという「ビジョントレーニング」もいいと思います。

本格的にやろうと思うと専用のマシーンが必要であったり、置いてある施設も少ないという問題もありますが、素早くピントをあわせる、目で追うという点では優れていると思います。

簡単に説明するともぐらたたきのようなものです。

約30個のボタンがあるボードにランダムに番号が表示されていきます。その番号をできるだけ早く押して、全て押すまでのタイムを測るというものです。

これは場所を取らずに、ゲーム感覚で行えるので子供も大人も楽しんでトレーニングすることができます。

まとめ

今回、私のチームでやっているボールに書いてある数字を当てる練習は、ゲーム感覚でできますし、ボールを怖がっている子達には有効な練習です。

時間をかければボールを見ることができますが、できるだけ早くボールの見方を教えたい場合はボールの数字を見る様にすると簡単に教えることができます。

キャッチボールでも数字の書いたボールでやればボールを見れるようになります。

動体視力の練習はできるだけ早くからやることが有効なので、4,5歳頃からボールを使った遊びをしたり、サッカーや野球をすることをおすすめします。


特に、野球ボールは小さいので良いトレーニングになると思います。


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