2017/06/22

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子供の自立


自立の妨げ

子供は親が見ていないほうが自立できます。

「見ていないと心配」とお思いになると思いますが、見守ってあげることは必要です。しかし、必要以上に面倒を見ると子供の成功体験を奪いかねません。子供に多くの成功体験をさせてやることが大切です。

「子供のやることが心配だから」とか、「立派な大人になってもらうため」「躾はしっかりしないと」と思われるかもしれませんが、その必要はありません。


子供は自分で自分を良くしようと、考えて、行動します。

でも、子供の行動には気になる部分が多くあるので、心配になる気持ちもわかります。

命に関わるような危険なことをしていたり、相手や自分を傷つけるようなことをしていた場合は真っ先に注意をする必要がありますが、それ以外の場合は見守ってあげることが必要です。


3歳頃から自立心が芽生え、なんでも自分でやりたいと言いだすと思います。
言わなくても思っているはずです。

そんな中で、親が子供の身の回りのことをすべてやってしまうと、子供は何も成長しませんし、何より成功体験の機会を失ってしまいます。

成功体験とは自分で考え、行動した結果うまくいった経験です。

これは必ずしも最初からうまくいく必要はありませんし、子供自身の中でのうまくいったで十分です。

最初はうまくいかないことが多いので、失敗しますが、考えて成功させる能力が始めから備わっています。


子供が考える前にヒントや答えを教えてあげると、うまくいきやすいですが、それは成功体験ではありません。
手を出して、最後だけを子供にやらせた場合なんて最悪です。子供は不満を覚えるでしょし、貴重な成功を奪われてしまっているのです。


子供はやればなんでもできますし、大人よりも修得が早いです。
親は子供を見下しすぎて、何も1人じゃできないと思い込んでいるのです。

もちろん、初めてやることはうまくできません。それは大人も同じことです。
子供はまだ数年しか人生経験がないので、できることが少ないです。
なので、できることを増やすサポートをしてあげるのが親の役割です。


自分のことは自分でやらせる


歯磨きやトイレ、着替えなどは幼児期に園や家庭で教えてもらえるので、1人でできる子が多いと思います。しかし、その他のことはどうですか?

毎日着ていく服を選ばせていますか?

明日の準備を自分でさせていますか?

茶碗を流しまで持って行かせていますか?

日常の中で自分でやらないといけないことは多いと思います。
いくら家族でも家族に依存していては自立できません。

話を聞くとやらせていない家庭が多くあります。

また、家族の一員なので家事にも参加してもらうことが好ましいです。
お父さんにも家事に参加してもらうことになりますが、家族全員で役割分担して家事を行うと自分のこと、自分たちのことを自分でやっていると思えるようになると思います。

最初は簡単なことからで十分です。新聞を取りに行ったり、ゴミを捨てに行ったり。
5歳くらいからは何でも出来るようになるので、料理や掃除などもやってもらうと良いと思います。しかし、その時にも口を出しすぎないことです。

やり方の説明は必要ですが、ひとつひとつやることを言うのではなく、始めに説明、あとは見守るようにします。そして終わったあとにアドバイスしてあげてください。

まとめ

子供の成長には成功体験が必要です。成長体験がない子はいつまでも子供のままです。
早く自立ができるように成功体験を増やしてあげましょう。

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