子どもは試合が好き
私達がいつもやっているバッティング練習には以前紹介したロングティーと今回紹介する試合形式のバッティングがあります。
ほぼ必ずやっているのが試合形式のバッティングです。
「なにがやりたい?」と聞くと
子供たちは必ず「試合がしたい」と言うので、試合形式のバッティング練習をします。
私はいつも「”野球をやる”というのは”試合をやる”こと」と子供たちに言っていて、野球をやらせてあげたいと思っています。
練習は試合で上手に打って、投げて、守ることができるようにするためにやるもので、野球をやると言ったら試合をやることだと思っていますし、そう言ったほうが子供も練習の意識が変わると思います。
また、できるだけ試合を経験させてあげたいと思っているので、試合に近い形の練習をしています。
試合形式のバッティング練習
試合形式のバッティング練習は子供たちを2チームに分けて攻守を行います。
ピッチャーとキャッチャーは大人です。
子供が少なければ外野や開いているポジションを大人が守ります。
大人はずっと守備、子供たちは試合と同じように打っていきます。
3アウトが取られたら攻守交代します。
ルールは試合と同様です。
ルールは試合と同様です。
これを1時間から1時間半くらい続けます。
ピッチャーが大人なのでテンポよく試合が進み、1時間で5回、10人くらいの子供たちがみんな5~6打席打てます。
子供たちだけで試合をするとピッチャーがストライクを取れず長くなりますし、パスボールが多く、無駄な失点が多くなるのでだらけてしまいます。
この練習だと大体、1点か2点くらいしか取られないので緊迫した試合になることが多く、勝負にこだわってできるのがポイントです。
1点差、2点差くらいだとちょっと頑張れば点数を取ることが出来ますし、油断すればすぐ取られます。
終盤での気持ちの緩みをなくし、最後まで諦めない気持ちを持たせることがこの練習の目的でもあります。
バッティング練習と言ってやっていますが、守備練習、走塁練習でもあり、気持ちをコントロールする練習でもあります。
練習試合を組むことは容易ではないですし、大会前日に練習試合を組むことはできず、結局は練習ばかりになってしまいます。
なので、バッティング練習で試合に近い形で練習しています。
その他の練習
もちろん試合ばかりしていても走塁練習のような細かい練習だったり、守備のような反復練習が必要なものもあるので、それは短い時間で試合形式のバッティング前に練習します。
そうした練習の成果をすぐに出せるというのも良い結果につながっていると思います。
まとめ
今回は私達がいつも行っている試合形式のバッティング練習を紹介しました。
フリー打撃やシートバッティングのようなものはやらず、試合形式のバッティングばかりやっています。
フリー打撃では守備の練習も兼ねていますが、次々とボールが飛んできたり、全く飛んでこなかったりして、どうしても集中できません。
シートバッティングでは攻守の気持ちの切り替えが難しい部分があります。
こうしたバッティング練習の難しい点を克服したのが試合形式のバッティングです。
大人がピッチャー・キャッチャーをすることで効率よく試合が進みます。
コーチが多い少年野球ならではの練習です。
是非やってみてはいかがでしょうか。
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