2017/07/26

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ショートバウンド捕球


前回の記事でノックについて触れ、ショートバウンドの重要性を取り上げました。

ショートバウンドは捕る技術を身につければ、一番正確に捕ることができるバウンドです。
それでは、ショートバウンドを捕る技術を身につける方法をご紹介します。

スリーバンショートキャッチ

私のチームではキャッチボールの中で”スリーバンショートキャッチ”と言うものをやっています。名前は子供たちが勝手に付けました。

相手が投げたバウンドボールをスリーバウンド目のショートバウンドでキャッチする練習です。

この練習のポイントはスリーバウンド目とショートバウンドです。

ショートバウンドを捕る練習なので、必ずショートバウンドで捕れるように前後に動きます。
なぜ、スリーバウンド目なのかと言うと、内野ゴロはスリーバウンド目で処理することが多いからです。
もちろんサードやショートなどのポジションによって異なりますが、ショートセカンドはスリーバウンドが多いです(私の感覚)。

サードやファーストでは高く跳ねた打球はツーバウンドになることがありますが、スリーバウンドも比較的多めです。

また、スリーバウンド目にするとバウンドをよく見て捕ることができ、前後に動く時間ができるので”バウンドを合わせる”行為が意識しやすくなります。

投げる側の人が弱いゴロや高いゴロ、強いゴロなど投げ分けることによって捕る側はたくさん動かなければ捕れません。必ず前に来て捕らなければいけないわけではなく、強い頃だと後ろに下がって捕ることもあります。

ショートバウンドの技術

ショートバウンドには捕り方があります。
と言っても基本的なことで、ボールが来る方向に手のひらを向けることと、グラブを引かないことです。
キャッチボールでもフライでもゴロ捕球でもボールの来る方向に手のひらを向けなければ捕ることは難しくなります。
フライを捕る時に手のひらが下を向いていては捕れませんし、下から来るボールに対して手のひらを上に向けていては弾いてしまいます。

ショートバウンドはボールが下から来るので、手のひらを下に向けて捕球します。

よく、グラブを引いてショートバウンドを捕球している人を見かけますが、グラブを引くとショートバウンドではなくハーフバウンドで捕ることになるので、イレギュラーに弱くなってしまいます。

バウンドした直後に取りたいので、どちらかと言えばグラブを前に出すくらいのほうがショートバウンドは捕りやすいくなります。

グラブを引く行為は次の送球動作の一部なので、しっかりとショートバウンドを捕球してからグラブを引いて送球に入るとエラーが減ります。

まとめ

ショートバウンドはバウンドを合わせる技術とショートバウンドを捕る技術が必要になってきます。
スリーバンショートキャッチでバウンドを合わせ、捕球する練習をしてショートバウンドマスターになりましょう。
”ショートバウンドを制するものはゴロ捕球を制する”です。


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