2020/01/11

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子どもは見るのが下手


Morris SneorによるPixabayからの画像

まだ野球を始めたばかりの子はボールを怖がるでしょう。

なぜボールが怖いかわかりますか?

子どもたちはボールをぼんやりと見ています。

ピントがあっていないのです。


キャッチボールで後ろの建物を見ながら捕ろうとするのと同じです。

怖くないですか?


誰でもボールを避けてしまいますよね?

今回は子ども達がボールを上手に見れるようになる練習をご紹介します。

ボールを目で追う


ボールを怖がって避けてしまう子には数字を書いたボールを投げて、数字を当てる練習が効果的です。

  1. ボールに1~8の数字を書く(6と9は見分けがつかないので除外)
  2. 子どもをバッターボックスに立たせる
  3. キャッチャーに向かって投げる
  4. 数字を当てさせる

初めはゆっくりなボールから投げます。

見えるようになってきたら、速くしたり、回転を多くかけてレベルを上げていきます。

ぼんやり見ていては数字は見れないため、ボールを集中して見るようになります。

数字が見えるのは自分にかなり近付いてからなのでギリギリまで見る感覚が見に付きます。

ボールに集中するので避けることを忘れます。


キャッチボールなどでボールに数字が書けなかったり、交換してられない時は、ボールの回転を見させることも有効です。

避ける練習


野球でボールを避ける場面はデッドボールくらいしかありませんが、ボールをよく見ていれば避けることは簡単です。

怖がって捕ることが出来ない子にはまず、避ける練習から始めてみましょう。

  1. 子どもを5mくらいの距離に立たせます。
  2. 柔らかいボールを子どもの顔付近を狙って投げます。
  3. 足は動かさず、上体だけで避ける。
  4. 慣れてきたらスピードを速くする。

私は下記の黄色の穴あきボールを使用しています。



ボールの穴を見るようにすると簡単に避けることが出来ます。

子ども達には5球中何球ボールの穴が見えたか確認します。



上のような小さなEVAボールでも良いでしょう。

大切なのは最後までボールを見ることです。

自分の横を通過して後ろに飛んでいくところまで見れると恐怖心もなくなりますし、簡単に避けることが出来ます。

応用編

ある程度ボールが見えるようになったら、ゴロやバウンドボールでも挑戦してみましょう。

数字を書いたボールでノックや、ハーフバウンドを正面から投げて捕らせます。

ハーフバウンドだと最初は怖がるかもしれませんが、ボールを見る練習を思い出すようにするとできます。

ボールは顔付近に来た時に一番見やすいです。

ハーフバウンドでも顔付近にボールが来るよう低く構えると取りやすいです。

ボールは下から弾んでくるのでグローブを地面に付けておきます。

まとめ

野球を始めたばかりの子は見るのが上手ではありません。

ボールを何度も捕れば見れるようになりますが、見るだけの練習をすると早く上達します。

キャッチボール前や、ノック前のアップとして取り入れてみてはどうでしょうか?



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