毎年この時期になると、少年野球では6年生が卒団して新しいチームが結成されます。
新チーム結成時に大切なのが、キャプテン決めと目標設定です。
キャプテンは今まで活動してきた中で自然とキャプテンらしい動きをしている人が必ずいるので決めるのは簡単でしょう。子どもたちだけで決めさせてもすんなりと決まることが多いです。
目標は優勝だったり、県大会出場だったりと比較的簡単に決まるでしょう。
この目標設定で一番大切なのは、どのような道のりで目標が達成できるかを考えさせることです。
10年ほどしか生きていない子どもたちは、経験の浅いため、道のりをイメージすることができません。
なにをするべきなのかがわかりません。
そこでマンダラートシートが役に立つのです。
大谷選手も行っていたマンダラートとは?
マンダラートシートはメジャーリーガーの大谷翔平選手(エンゼルス)が花巻東高校時代に書いていたことは有名です。
大谷選手のマンダラートシートを例に記入方法をご紹介します。
上の画像が大谷選手が高校時代に書いたマンダラートシートをExcelに取り込んだものです。
記入方法
- 中央の黄色いマスに目標を書く
- 青色のマスに目標を達成するために必要なこと・やることを書く
- 青色のマスに書いたことを矢印の先の青色のマスに写す
- 青色のマスを達成するために必要なこと・やることを書く
大谷選手の目標はドラフト1位指名を8球団から受けることが目標でした。
その目標のためには
- 体づくり
- コントロール
- キレ
- メンタル
- スピード 160km/h
- 人間性
- 運
- 変化球
が必要と考えたようです。
バッターとしてではなく、ピッチャーで8球団競合を狙っていたようです。
ここではスピード 160km/hをピックアップして見ていきましょう。
160km/hを出すために大谷選手は
- 軸でまわる
- 下肢の強化
- 体重増加
- 体幹強化
- 肩周りの強化
- 可動域
- ライナーキャッチボール
- ピッチングを増やす
をしようと考えました。
球速を上げるためには、どれも大切なことですね。
更に、体重増加や体幹強化に必要なことや、やることも考えられるとより道筋がはっきりします。
このように目標を達成するために必要なこと・やることを細分化していくことで自分がなにをすれば良いのかがわかります。
これが目標までの道のりなのです。
小学生のためのマンダラート
小学生は知識と経験が乏しいので、なにをしたら良いのかがわかりません。
すべて埋めることができない子もいると思います。
それは仕方がないことなので黄色とその周りの青色のマスだけでも埋めれるようにできると良いですね。
一緒に考えてあげても良いと思います。
それでも難しいようでしたら簡易的なマンダラートシートに挑戦してみてください。
簡易マンダラートシートは記入欄を少なくしてあります。
目標を別で設定して、バッティング・守備・人間性を高めるために必要なことを記入していきます。
なぜこの3つかと言いますと、子どもたちがグラウンドで注意されることが多いからです。
人間性だと、あいさつや道具を大切にする、思いやりなどよく言われることを書けばよいのです。
4年生以下の子たちに書かせたい場合はこちらで十分だと思います。
まとめ
マンダラートシートを書くことでやることがはっきりします。
あとはやることを続けるだけです。
これが一番難しいので根気強く言い続けるしかないと思います。
これが一番難しいので根気強く言い続けるしかないと思います。
また、マンダラートシートのマスを埋められる子は、指導者の話をしっかりと聞いている子です。
子どもたちが指導者の話をどれだけ理解できているかを見るためにも良い資料になると思うので、是非ダウンロードして使ってみてください。
気になることがあれば、気軽にコメントもいただけると嬉しいです。
気になることがあれば、気軽にコメントもいただけると嬉しいです。
1/07/2020
Tags :
メンタルトレーニング
,
練習
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