今回は「小学○年生までにできるようにしておきたい走塁 第2弾」のシャフルです。
シャッフルとは横向きにぴょんぴょんと飛び跳ねる動きです。
正式にはギャロップと呼びます。
レベルの高い野球選手は必ず行っています。
少年野球では偽走を教えるチームが多いですが、シャッフルを先に教えたほうが良いでしょう。
なぜ偽走ではなくシャッフルなのか?
偽走は盗塁のスタートを切ってすぐに止まる行為ですが、戻る意識が強くなってしまうので、打った時やワイルドピッチの時にスタートが遅くなっていまします。
シャッフルではスイングやキャッチャーの捕球のタイミングに合わせてどちらの方向にもスタートを切ることができる体制になるので、速いスタートが可能です。
シャッフルの練習法
シャッフルはピッチャーの投球動作と同時に動き出し、1・2・3と横にシャッフルします。
カウントの3をキャッチャーの捕球に合わせ、3のタイミングでどちらにもスタートを切れる体制を作り、素早いスタートを切ります。
この練習をボールを使って行います。
- 指導者がボールを頭の高さくらいに投げ上げます
- ランナーはボールの捕球を1・2・3の3に合わせてシャッフルします
- 指導者がボールを捕球したらランナーはバックします
- ボールが地面に落ちたらGoします
私のチームでは全員を並べて競争させます。
1位から抜けていきますが、最下位は1回休みで、戻る方向も同じです。
競争になると2次リード幅が大きくなりますが、戻る方向が不利になります。
どちらにもスタートが切れる2次リード幅とタイミングが重要になります。
実践でのシャッフルの活用法
実践ではシャッフルを中心に偽走を混ぜることでピッチャーがバッターに集中することを防げます。
偽走ばかりでも良いですが、スタートが切れないので、走る気がなければ基本的にはシャッフルで大きな2次リードを取った方が良いでしょう。
2次リードの目的
2次リードは次の塁に近づくことと、良いスタートを切ることが目的です。
野球を始めたばかりの子はアウトになるのが怖くて、なかなかベースから離れようとしませんが、ランナーの目的である「次の塁に進塁すること」を意識させ、”どこにいれば進塁しやすいか”を考えさせます。
答えは、”次の塁の近く”になるでしょう。
ボールが動くタイミングで自分も次の塁に近づくことを覚えていきましょう。
まとめ
シャッフルを始めるタイミングと終わるタイミングさえ掴めば比較的簡単に習得できます。
2次リードをしてくれないと嘆いている指導者は練習に取り入れてみてください。
日本メディアサプライ株式会社 (2013-12-13)
売り上げランキング: 43,897
売り上げランキング: 43,897
0 Comments