2020/02/07

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バッティングにおける右手と左手の役割

Keith JohnstonによるPixabayからの画像

バッティングでは両手でバットを持ち、来たボールを打ち返しますが、それぞれの役割について理解しているでしょうか?

プロ野球選手はあまり意識せず打つ選手は多いですが、役割については理解しています。

それぞれの役割を理解することで、それぞれの手の使い方だったり、練習の意識を高めることができます。

右打者と左打者では左右の手の役割が逆になるので、ここでは右手・左手ではなく、ボトムハンド (下側の手) とトップハンド (上側の手) を使って紹介します。

ボトムハンドの役割

ボトムハンドはグリップエンド側になる下の手です。

ボトムハンドは引き手とも言われます。

スイングを始めると同時にボトムハンドでバットを引っ張り出してきます。

動きを例えると水平チョップや裏拳の形になります。

水平チョップではスピードは出ますが、パワーはありません。

よって、ボトムハントのみで打球を飛ばすことは難しくなります。

ボトムハンドでボールまで一直線に手を出してくることでボールを捉えることができるのです。

この時に大切なのが脇を開けないことです。

脇が開くということは肘がボールに向かっていないということです。

肘が適切な場所にないと手のコントロールが難しくなります。

スイング時に方を回転しながら肘もミートポイントに向かって出してこなければ手は出てこないのです。

ミート時にはボールを裏拳で払うような動きが求められます。

手のひらを返す(手の平が下から上に返る動き)でボールを払い返します。

この時にヘッドがスピードを上げるのです。

トップハンドの役割

ボトムハンドでボールを捉え、トップハンドで押し込みます。

トップハンドはパンチの動きです。

スイングを始めると同時にトップの位置から肘を体側に寄せてきます。

そこから脇のしまった素早いパンチをボールに向かって繰り出します。

ミート後にはもうひと押しします。

もうひと押しは、肩の回転で押しながらトップハンドを内転(拳を内側に180°回転)させながら押し込みます。

この動きが飛距離を生むのです。

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両手の連動が大切

ボールを捉えるまでがボトムハンドでボールを捉えてからがトップハンドという話をしましたが、実際のバッティングでは常に両手をバランス良く使用します。

どちらの手を使ってという意識は必要ありません。

スイング始めと同時に両手でバットを出してきて、インパクトで両手で弾き返します。

大切なのは両手のバランスです。

人それぞれ利き手があるのでバランス良く振れている選手は少ないです。

右利きの右打者はボトムハンドの左手が上手に使えないのでミート力がありません。

そんな時は左手だけでスイングやティーバッティングをしてバランスを取り戻しましょう。

片手で振ってみると思った以上にバットが振れないことがわかります。

片手スイングで苦手な手を無くしましょう。

手の役割はインパクトだけ

人は手を使う機会が多いので手に頼ってしまいます。

しかし、非力な手だけパワーを出し切ることはできません。

バットは全身で振ってバットをインパクトまで持っていくのです。

手は勝手にバットをボールまで持っていってくれます。

アメリカでは「trust your hands」と言われます。

手を信じろ!

手は意識しなくても勝手に仕事をしてくれる。

もちろん練習では動作の確認などは必要になりますが、試合になれば手の使い方を意識する必要はないと言うことです。

まとめ

子ども達は体を思い通りに動かすことができません。

しかし、手は比較的早く思い通りに動かすことができるようになります。

手の使い方を教えて、バッティングのコツを早くつかめると良いですね。


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