2020/03/02

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【低学年】最初に教えるべきボールの握り方



子ども達は野球をやっていても意外と知らないボールの握り方。

教えてもらうまでは、ボールに握り方があることを知らない子が多くいます

普段のキャッチボールから握り方を意識して行うと、ボールを持ったらすぐに見なくても握れるようになります。

今回は始めてボールの握り方を教わる低学年向けの説明になります。

握り方がボールの回転を決める

ボールを正しく握る目的は回転を掛けるためです。

ストレートはボールにスピンを掛けることによって浮力が生じ、伸びのあるストレートとなります。

変化球も握り方を変えて、ボールの回転を横にしたり、少なくしたりすることでボールを変化させています。

毎回、正しく握ればコントロールも良くなります。

握り方を見直して伸びのあるストレートを投げれるようにしましょう。


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基本的なボールの握り方

ボールは右投げと左投げで握り方が変わります。

右投げ

右投げはボールの縫い目がひらがなの”つ”になるようにボールを持ちます。

縫い目が右とおぼえても良いでしょう。


左投げ
左投げはボールの縫い目がローマ字の”C”になるようにボールを持ちます。

縫い目が左です。


それぞれ上の縫い目に人差し指と中指をかけます。

人の指は中指が一番長いので、長い指を縫い目の孤が大きくなる方に掛けるとボールを真っ直ぐ持つことができます。



親指は反対側の縫い目に添えます。

写真では見ずらいですが、人差し指と中指と親指を二等辺三角形になるような位置に持ちます。

人差し指と中指の第一関節を縫い目の部分に掛けることでボールに強いスピンを掛けることができます。


低学年で身長の小さな子はボールを人差し指・中指・薬指の3本の指で持っても大丈夫です。


この時もできるだけ親指は真下にくることが理想です。

鷲掴みではなく上の3本の指で持って、親指と小指は添えるだけです。


ストレートの握り方

フォーシーム


シームとは縫い目のことで、フォーシームとは投げた時に1回転する間に縫い目が4つ通過することで空気抵抗の影響でボールが落ちること無くバッターの元に届く持ち方のことをいいます。

ストレートと言えばフォーシームですが、小学生でもできるフォーシームの応用があります。

通常のフォーシームは人差し指と中指の間を指1本分開けて持ちますが、間隔を変えることで、投げるボールに変化が加わります。

指2本分開けることで、リリースが安定し、コントロールが良くなります。

反対に、隙間を無くせば、リリースでボールに力が加わるのでスピンの効いた伸びのあるボールを投げることができます。

一長一短なので好きな握り方を探すと良いでしょう。


ツーシーム

フォーシームは1回転で4つの縫い目でしたが、ツーシームは1回転で2つの縫い目を通過します。

縫い目の数が少ないため空気抵抗が少なく、ボールは落下していきます。


低学年ではボールの回転数が少ないので意味がないですが、高学年になると大人並みのストレートを投げるようになるので、試合で使えると思います。

ストレートの握り方は複数あります。

悪い握り方の例


写真は野球を始めて1年経つ3年生にボールを握ってもらったものです。

縫い目に指が掛かっておらず、フォーシムでもツーシームでも有りません。

親指も横にズレており、これではカーブの握り方です。

まとめ

子ども達は新しいことはすぐに覚えます。

ボールの握り方を教えて、普段のキャッチボールから握れるように指導しましょう。

ボールに握り方がることを覚え、見ないでもすぐに正しい握りが出来るようになるでしょう。


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