試合後の反省会は、出来なかったことを次出来るようにするために重要な時間です。
私のチームでは子ども達と会話をしながら反省会をするので30分近く掛かります。
一方的に悪かったところを言っても子ども達は受け入れてくれません。
子ども達が本当に反省し、次に活かせる反省会が必要です。
子どもの口から言わせる
指導者が一方的に話をしていても子ども達は聞くことができません。
悪い事であれば尚更です。
人は自分に都合の悪いことは聞き流そうとし、自尊心を守るために自分は悪くないと考えます。
これでは意味がないので子ども達に良くなかったところを言わせ、どうしたら良かったかを聞きます。
結果ではなく準備ができていたか
反省会ではエラーや四死球、打てなかったなど、悪かった結果に目が行きやすくなります。
結果を反省すると自信を失いやすくなり、結果を求めるようになってチャレンジできなくなります。
野球は準備のスポーツです。
準備不足がミスに繋がるので、良いプレーをするための準備が出来ていたかを確認することが大切です。
最初に良かったところを聞く
子ども達に悪かったところだけを聞いても話してくれません。
悪かったところを話すというのは、かなり自尊心を傷つけられます。
悪いところを聞く前に、試合の中で良かったところをできるだけ沢山、詳細に聞きます。
すると悪かったところにも目を向けられるようになります。
良いプレーはこれからも続けて欲しいので、何が良かったかを全員で共有します。
子ども達は何が悪くて何が良いのかすらわからないのです。
これからどうしていくかを聞く
試合の反省は終わったことの話です。
過去のことを延々と話をしていても意味がありません。
実際に起きたプレーからどう次に繋げていくかが大切です。
試合中の判断や考え方の話であればどうしたら良かったのかを 「次、同じプレーが起きたらどうするか?」と言った具合に未来のこととして話をします。
技術的なことや、知らない動きであればどのような練習をしたら良いかを聞きます。
勝った時ほど悪かったところを探す
勝った時は気持ちが高ぶっているので悪いところを言われても気になりません。
良かったところを探すと過信に繋がります。
勝った時は悪かったところを探し、負けた時は良かったところを多く探すようにしましょう。
負けた時は自信をなくしています。悔しさでいっぱいです。
「悔しいな、、、」
この一言が大切です。
子ども達と悔しさを共有した後に良かったところをできるだけ言ってあげましょう。
その後に、敗因を探して対策を考えるのです。
自分たちだけで話をさせることも大事
指導者は入らず、子ども達だけで話をさせるとより効果があります。
子ども達だけの反省会は内容が薄くなりがちですが、子ども達が理解できる範囲で話をするので、これからどうしていくかが明確になります。
自分たちだけの反省会をした後は、别人かのように練習に身が入ります。
注意点は、長くなりがちなのでタイムリミットを決め、必ず反省会の内容は確認するようにしましょう。
まとめ
試合後は気持ちが落ち着いていないので反省会が無意味になりがちです。
一方的な反省会は子ども達を否定することになります。
子ども達の気持ちを受け止めつつ、次に繋がるような反省会ができるようにしたいですね。
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