人は困った時に自然にお願いをする
人に何かをしてほしい時にはお願いする必要があります。
困っていても他人が勝手に手助けをしてくれるとは限りません。
もちろん、手助けをし合えることが理想ですがーーー。
子供たちを見ていると「お願いするのが下手だな」と感じます。
幼児はお願いするように教えられるので上手にお願いできる子もいますが、出来ない子もいます。
なぜ、お願いできないのか?
それは家庭環境に関係があります。
子供が自分でしなければいけない身の回りのことを全て親が行っていたり、子供が困っているとすぐに手を出してしまう親だと子供がお願いする機会を奪ってしまいます。
日本の家庭ではお願いするのが照れくさいので、お願いをするのではなく不満や文句を言います。
例えば”エアコンの温度を上げてほしい時”に「寒い」と不満を伝えることで温度を下げさせたり、”醤油を取ってほしい時”に「醤油」と言って気付かせることがよくあります。
子供はお願いしない親の姿を見て真似します。
また、子供が困っている時にすぐ手伝ってしまうと、お願いしなくても問題なく生活出来てしまいます。
靴紐が結べない時、解けたままにしておけば文句を言いながらも親はやってくれます。
結んでほしい時は足を差し出したりもします。
お願いすることは責任を持って人と関わり、自分の目標を達成するには必要になります。
大人になればなるほど、プライドが邪魔をしてお願いできなくなるものです。
子供には素直にお願いできるように育ててあげたいです。
あべまさい
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見守ることでお願いをさせる
人は何かをしてもらいたい時、お願いをします。
日本人は困っている人がいると助けてあげるよう教育されるので、お願いされなくても手助けしてしまいます。
子供に対しては過剰なくらい手助けしてしまいます。
子供が困っているのを見かけた時は、何も言わずに黙って見守ってあげましょう。
自分で工夫しながらできるかもしれません。
自分でできないとわかったら、お願いしてきます。
お願いを言葉で言わせましょう。
縄跳びを結んで欲しい時、黙って縄を差し出す子がいます。
大人は何をしてほしいかわかるので、何も言われなくても結んであげることはできます。
そこで「どうしてほしいの?」と一声掛け、お願いをされてから結んであげることが必要です。
そこで「どうしてほしいの?」と一声掛け、お願いをされてから結んであげることが必要です。
大人は子供のお手伝いさんではないので、お願いしなければ人は動いてくれないと感じてもらう必要があります。
スポーツにもお願いが必要
大人になるとお願いできなくなっていきます。
それは先程も述べた通り、プライドが邪魔してくるからです。
お願いをしない代わりに文句や不満を言ったり、動きでアピールしたりします。
これは見ていても気持ちの良いものではありません。
素直にお願いしてほしいものです。
集団で生活する中で誰かに何かをしてほしい場面は多く出てきます。
スポーツのような勝負事になると、自分一人ではできないことが多いのでチームメンバーの協力が必要になります。
勝つためにどうしたら良いかを考えて、考えをメンバーに実行してもらうにはお願いをしなければいけません。
”命令”ではなく”お願い”です。
お願いしたくないから作戦を諦めてしまうのは勿体のないことです。
素直にお願いできる人にしてあげると人間関係が円滑になります。
まとめ
子供の成長には周りの環境が大きく影響します。
遺伝的なものよりも家庭環境が重要です。
大人が接し方を考えてあげれば子供はどんどん成長していきます。
なんでも大人がやってあげないといけないと思う必要はありません。
出来ないことは協力して、出来ることを増やしてあげましょう。
横峯 吉文
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