2017/08/24

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初めに練習しておきたいこと


練習メニューの考え方

少年野球は週2回、土日に行っているチームが多いと思います。

週2回、数時間の練習では出来ることが限られてきます。

限られた時間を有効に使うためにも練習メニューを考えなければいけません。


子供の集中力は15分程度で切れてしまいますので、集中力を維持できるように短い時間で練習を切り替えていくことが有効ですし、色々な種類の練習を沢山したほうが良いと考えています。

私が練習メニューを考える時のポイントをお教えします。
以下のことを意識して練習をしています。

1.基礎体力づくり
2.基本練習
3.チームプレー
4.ゲーム

1.基礎体力づくり

基礎体力というのは、他の記事でも紹介してきましたが、ゴールデンエイジで最も身に付く神経系を鍛える練習です。


アップのダッシュで行っているランメニューもそうですし、ラダーもそうです。
体を思い通りに動かすための練習を多めに行っています。

2.基本練習

野球の基本となる”投げる、捕る、打つ”の練習です。

キャッチボール、ゴロノック、フライノック、ロングティーが基本です。

キャッチボールでは体を思い通りに動かすための様々な練習を取り入れいているので少し長めになりますが、20分程度です。

ゴロノック、フライノックは守備位置につかせるのではなく、まとめて一箇所で行い、捕って投げることだけを練習します。

それぞれ10分程度しか行いません。
長くやっても疲れるだけですし、飽きてしまいます。

ゲームをする前にロングティーでバットを振らせて野球の基礎練習は終わりです。

3.チームプレー

土日の練習でしかできないのが連携プレーです。

ランダウンプレーや中継プレー、ダブルプレー、盗塁殺プレー、牽制プレーなど複数人で動きを連動して行うプレーです。

これも長い時間行うのではなく、短く、ポイントを絞って練習します。

この時も、教えすぎることのないよう自分たちで考えられるよう工夫します。
言われたからやるのではなく、自分たちにとって良いことだからやるようにしていきたいです。

4.ゲーム

最も時間を使うのがゲーム形式の練習です。
バッティング練習も兼ねており、ピッチャー・キャッチャーと外野の空いているところだけ大人が入り、子供たちは2チームに分かれて試合をします。

実際の試合時間と同じになるよう、1時間30分を目標にやっています。
これは、試合で集中力を維持できるようにするためです。

野球は試合時間が長いですが、ずっと集中しているわけではなく、ベンチにいる時は集中を弱くして、自分が打席に入ったり、守備をしているときに集中力を高めます。
この集中力のメリハリを覚えてほしいので、意図的に練習時間を長くしています。

細かな守備の連携プレーの指導をしないのも、実際のゲームの中で感じて、考えて、工夫してほしいからなるべく教えないようにしています。

一番いい方法を考えれば、教えられなくてもできると思うからです。

実際に経験してみないとわからないことがたくさんあります。
失敗して初めてわかることもあります。
失敗した経験を次に活かせるような人になって欲しいと思っています。

また、何球も長々と打ち続ける練習は、長くなりがちですし、守っている方の集中力も途切れてしまうので、一打席勝負が良いと思います。

大人がピッチャー・キャッチャーをするので、テンポよく試合が進み7回くらいまでいきます。
人数も多くないので1人5、6打席ほど回ってくるので十分な練習になると思います。

まとめ

よく言われる練習のための練習をしないことが大切です。
長々と同じメニューを練習しても飽きてしまい、何のためにやっているのかを見失いがちです。

ひとつひとつの練習を短くして効率よく行いましょう。

実践形式の練習や試合をすることが一番の練習になると思います。

以上が練習メニューを考える時に意識していることです。
宜しければ参考にしてみて下さい。



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