2017/08/30

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子育てで大切な10個の習慣と身に付ける方法


子は親を映す鏡

子供が一番見ているのは親の姿です。

言い換えれば子供は親のマネをすることで成長していくのです。


ですから、子供を見ていれば、普段親がどのように接しているかがわかります。

今回は子供の行動や姿から問題点や教育具合をチェックできるよう、いくつかの項目を上げてみました。当てはまるかチェエクしてみて下さい。


育成チェック

□ あいさつを元気良くできる

□ 困ったときにお願いができる

□ 何かをしてもらった時に「ありがとう」と言える

□ 積極的に新しいことに挑戦する

□ 困っている人を助けようとする

□ 感情を言葉で伝えることができる

□ やりたいこと、やりたくないことを言える

□ 失敗してもくじけない

□ テレビやゲームよりも外で遊ぶのが好き

□ 人の目を見て話が聞ける


以上の10項目です。


大切なのは親の姿


これらのチェック項目はしつけでどうにかなるわけではありません。

それどころか、しつけようとすればするほどできなくなります。

強制されるとやりたくなくなるのが人間です。

親の人間性が子供に伝わると思って見本になることが大切です。

チェック項目の内容と親の姿をつなげて見てみましょう。


1.あいさつを元気良くできる
毎朝、親が子供に元気よく挨拶ができているかがポイントです。

大人は子供に挨拶を先にさせたがります。

そんなルールはないので大人から子供に元気よく挨拶をしてあげて、挨拶は気持ちの良いものだと知ってもらうと、子供も元気よく挨拶できるようになります。

挨拶の大切さを教えてあげることは必要ですが、厳しくしつけることは逆効果です。


2.困ったときにお願いができる
子供が困っている時に親がすぐ手や口を出してしまうと、お願いする前に問題が解決してしまうので、お願いすることができなくなってしまいます。

お願いできない子は、近くに来て”出来ないアピール”をして手伝ってもらおうとします。

親であれば「も~、しっかりしてよ」とでも言いながらやってしまうのでしょうが、それでは困ったときに助けを求めることができなくなってしまいます。

人に何かをやってもらいたい時にはお願いできるよう、お願いされてからやってあげるを家庭でも実践してみてほしいです。


3.何かをしてもらった時に「ありがとう」と言える
お願いができる人はありがとうも言えます。

自分がお願いして人を動かしたのだから、責任を持ってお礼を言えるようになります。

また、些細な事でも子供に何かを手伝ってもらったり、してもらった時にはお礼を言ってあげると、ありがとうの習慣がつきます。

挨拶と同様に厳しく言い聞かせても効果はありません。

お互いにお礼を言い合うことが大切です。


4.積極的に新しいことに挑戦する
失敗した時に怒られていたり注意を受けると消極的になります。

また、上手にできた時に褒めてもらえないと挑戦する意欲が減ってしまいます。

本来、子供は新しいことに挑戦するものなので、消極的になっている場合は要注意です。

しっかりと子供を評価して、自尊心や自己肯定感を育ててあげましょう。


5.困っている人を助けようとする
困っている人を助けることが良いことだと教えてあげることも大切ですが、人に助けてもらう経験が必要です。

お願いやお礼にも繋がりますが、”助けてもらうと嬉しい”と思えるような経験と”ありがとう”を言われる経験をたくさんすると他人を助けてあげたいと思うようになります。

人を感謝する経験が人に感謝される行動を生むのです。


6.感情を言葉伝えることができる
親が自分の ”嬉しい”、”悲しい”、”楽しい”、”嫌い”、”好き” などの感情を積極的に伝えることで相手の気持ちがわかる人間になります。

また、子供が感じているけど、言葉に出来ない感情を親が言葉にしてあげると気持ちのコントロールが出来ます。

例えば、悲しそうな時には「悲しいね」や、嬉しい時には「嬉しいね」のように言ってあげて下さい。


7.やりたいこと、やりたくないことを言える
親が頭ごなしにダメ、と言っていると自己主張ができなくなります。

やりたいこと、やりたくないことがあるのは当然です。

それを否定することは人格を否定することにも繋がります。

まずは話を聞く、話を受け止めてから説明してあげることが大切です。


8.失敗してもくじけない
失敗した時に怒られたり、笑われたりするような環境では失敗を恐れてしまいます。

自尊心や自己肯定感を持っていないことも原因のひとつです。

「次、頑張ろう」や「できるようになるよ」のような、失敗しても前向きになれるような声掛けが必要です。


9.テレビやゲームよりも外で遊ぶのが好き
ゲームが及ぼす子供への影響でも紹介しましたが、現実でしっかりと評価をしてもらえないと評価がわかりやすいゲームに魅力を感じてしまいます。

現実世界が楽しくなくなっています。

次々と新しいことに挑戦できるような環境が必要です。

また、否定したり、評価をしないようでは楽しさが減ってしまいます。

失敗には目を瞑り、成功を評価してあげるようにしましょう。

10.人の目を見て話が聞ける
親が子供の話しをしっかりと目を見て聞いてあげているかがポイントです。

子供の話には内容がないことが多く、大人は聞き流してしまうことがあると思います。

特に、家事で忙しいお母さん達は子供の話を聞いている暇がありません。

しかし、そんな経験をしていると人の話の聞き方がわからないので、話を聞き流す、離す人の方を見れないような人間になってしまいます。

できるかぎり、子供の目を見て話を聞き、しっかりと内容を受け止めて理解してあげるようにしましょう。

まとめ

子供は環境が全てだと私は思っています。

遺伝の影響で成長進度に差はあるかもしれませんが、環境が良ければ関係ありません。

早生まれだったり、成長が遅い子は他と比べて能力が劣りがちなので焦った親が厳しく言うようになり子供の成長に影響を与えるのだと思います。

子供はいつか大人になるくらいの気持ちで、周りと比較するのではなく、その子の成長に合わせた対応が必要です。


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