子供にとって悪影響な親
成長には周りの環境が大きく影響し、親の存在が必要不可欠です。
アドラー心理学の記事で、10歳までにどのような生活環境で過ごしていたか成長に大きく関わってくることをご紹介しました。
10歳までの生活環境の中心は家庭です。
家庭の中には親や兄弟がいますが、子供が初めて関わる大人が親です。
親との関わり方がその他の人との関わり方を決めると言っても良いと思います。
子供の成長に良い影響を与える親、悪い影響を与える親の特徴をご紹介します。
悪い影響を与える親
お父さんが影響を与える良くない行動は5つです。
必要なこともありますが、度が過ぎてしまえば悪い行動になります。
言いなりお父さん
子供の言うことを全て聞いてしまうお父さんです。
否定や、叱ることが悪いと知っている親にありがちです。
叱らないようにすることと、子供の行動を全て受け入れてしまうことは違います。
子供が自分自身や親、他人を傷つけるような行動をした時は、しっかりと教えてあげる必要があります。
”叱る”ではなく、”教える”です。
子供は悪さをしようと思って行動しているわけではありません。
相手の気持ちがわからないので”結果的に傷つけてしまった”となるのです。
一番身近な親が感情を言葉にして子供に伝えることで、相手の気持ちがわかる大人に成長できます。
荷物持ちお父さん
子供の荷物を全て持ってしまうお父さんです。
置きっぱなしのカバンを持ってあげたり、頼まれてもいないのに重いからと言って荷物を
持ってあげている親は多いです。
持ってあげている親は多いです。
お父さんは荷物持ちですか?召使いですか?
カバンを置きっぱなしにしておいて持ってくれる人なんて世の中にいません。
むしろ、盗まれても文句は言えません。
自分の荷物は自分で責任を持って持たせるようにしましょう。
一時的に持ってほしいなどのお願いは聞いてあげて下さい。
司令塔お父さん
子供の行動に全て指示を出すお父さんです。
子供がこれからやろうとしていることを言わなくても良いのに言ってしまうことで、子供の考える力を削いでしまいます。
恐らく、失敗して無駄な時間を作らないように指示を出しているのでしょうが、子供にとって無駄な失敗はありません。
失敗して学んで成長していくのです。
また、指示されたことをやって成功しても、それは真の成功とは言えないので、成功の価値がなくなります。
”自分で考えて行動した結果、うまくできた”となるように見守ってあげると良いでしょう。
先回りお父さん
子供が行動を先回りしてやってしまうお父さんです。
手伝っているつもりでしょうが、子供にとっては貴重な経験を奪われたことになります。
何度も経験していることで、問題なくこなすことができているのであれば話は別ですが、初めて経験することだったり、いつも苦戦していることを先回りしてやってしまうと、子供に考える時間を与えません。
考える時間を奪うことは主体性を失うことにも繋がります。
また、失敗→事後処理→改善のプロセスがなくなってしまうので、自分の行動に責任を持つこともできなくなってしまいます。
苦戦している姿を微笑みながら見守るくらいがちょうどいいです。
評論家お父さん
子供の行動を悪く評価するお父さんです。
良い評価をしてあげれば問題ないのですが、多くの評論家は悪く評価するようです。
悪い評価を受けた子供は自信を持つことができないので、自尊心のない大人になります。
他人の目を気にするため消極的になりますし、行動に自信がないので失敗することが多いです。
評価するのは悪いことではないので、できるだけ良い部分に目を向けて良い評価をしてあげると、積極的な大人になります。
良い影響を与える親
子どもにはいい影響を与えたいですね。
良い影響を与えるお父さんの行動をご紹介します。
チャレンジお父さん
大切なのは挑戦することだと教えてくれるお父さんです。
勇気のいる行動をした子を褒めてあげることで、積極的な行動ができるようになり、自信を持つことができます。
頑張れば結果はついてくることを教えてくれるので、努力できる大人に育てます。
応援団お父さん
手出し口出しをしないで見守るお父さんです。
悪いお父さんで書いてきましたが、手出し口出しは子供の考える力を無くします。
苦戦している姿を見ても、応援してあげることで、諦めない心と考える力を育て、1人で出来た達成感を味あわせてあげる良いお父さんです。
前向きお父さん
失敗しても、次に成功すればよいことを教えてくれるお父さんです。
「一度の失敗は関係ない」と言って失敗を次に活かすことを教えてくれるので前向きな気持を持つことができます。
成功させるためにどうしたらよいのかを考えるようになるので、生きてく上で必要な改善力が身につきます。
トライ・アンド・エラーを繰り返すことを教えてくれます。
野球少年を持つ親へ
今回は野球を一緒にやる時間の長いお父さんで例えましたが、お母さんも一緒です。
家庭内ではお母さんの方が子供と関わる時間は長いと思います。
ひとつひとつの行動が子供に影響していることを意識するだけで接し方が変わってくると思います。
考えすぎることはありませんが、少し考えてみてほしいです。
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