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緊張との勝負
打席に立つと必ず緊張します。
これは野球を何年やっていても変わりません。
私も小学生の時は足がブルブル震えていたことを覚えています。
緊張をしすぎると実力が発揮できませんが、程よい緊張は必要です。
緊張をコントロールすることで実力が発揮できる可能性は高くなります。
よくグラウンドで「リラックスしろ!」という言葉を耳にしますが、リラックスってどうやってしたら良いですか?
具体的に答えられる人は少ないと思います。
また、試合中にリラックスしろと言われてもやりかたがわからなければできません。
どうやればリラックス出来るかを教えてあげる必要があります。
緊張を解す方法はいくつかありますが、一番簡単な方法は息を吐くことです。
深呼吸もそうですし、声を出すことで息が吐かれます。
よく、打席で大声を出してから打席に入る人がいますが、気合を入れ、緊張を抑える効果もあるからやっているのだと思います。
少年野球では声を出すことで緊張が抑えることができることを教え、緊張したら「声を出せ」と言ってあげると行動目標が設定され、冷静になれるので良い結果につながります。
決め打ち
私が小学生の頃は”初球は振らない”、”次は振ろう”のように投手が投げる前から打つ、打たないを決めていました。
これはよくありません。
初球から打ったほうがチャンスが増えますし、振ることを決めていたらボール球にも手が出てしまいます。
野球を始めたばかりの子でしたら、ストライクゾーンに来た球は全て打つ、ボール球は振らない程度の気持ちでいいと思います。
ストライクは初球からどんどん振ってほしいですし、多少ボール球でも振っていけば良いです。
もう少し上手になってきたらストライクだけスイングできるようにすると良いでしょう。
小学生ではバッティングでタメを作ることができないので、どうしてもスイングの始動が早くなってしまいます。
そうすると、見極めが早くなってしまうので高めのボール球に手を出してしまいます。
「ボール球を振ってしまうのは、打ちにいくのが早いからだよ。もう少しボールが近づいてきてから打とう」と教えてあげてください。
「ボール球を振ってしまうのは、打ちにいくのが早いからだよ。もう少しボールが近づいてきてから打とう」と教えてあげてください。
子供もボール球を振ってしまったことをわかっているので、責めるのはやめましょう。
傷つくだけです。
狙い球
ある程度レベルが上ってきたら、なんでもかんでもストライクを打つのではなく、狙い球を絞れるようになると良いと思います。
低めが苦手なのに、低めのギリギリストライクを振ってピッチャーゴロでは勿体無いです。
高めが得意なのであれば、追い込まれるまでは真ん中と高めだけ待てるようになると、打てる確立が上がってきます。
初めはコースを4分割にして好きなコースを待つと良いと思います。
中学、高校になればコースを9分割して配球を読んで狙い球を絞るようにできれば、更に良しです。
2ストライクになったら全てのコースに対応できるようなバッティングに切り替えるといった、カウントに合わせたバッティングをできるように小学生の頃からできるようになることが理想です。
まとめ
小学生向けの打席での考え方を書きました。
人それぞれのやりかたがあると思いますので、参考にしてもらえれば幸いです。
なんにしても、ストライクを見逃したり、ボール球を振っただけで子供を責めることは良くありません。
積極的なバッティングができるように、どんな時も「ナイススイング!」と言ってあげる余裕を持ちましょう。
9/01/2017
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