2017/09/21

thumbnail

子供の免疫力



季節の変わり目は朝夜は肌寒く、昼間はまだ気温が30℃近くまで上るため、気温差が大きく風邪をひきやすい時期です。

現在のコロナ禍では、だたの風邪であっても体調を崩すと回復するまで休まなければならなかったり、PCR検査を受けたりと色々不便になってしまいます。


特に、まだ免疫力の少ない子供はすぐに体調を崩すので心配です。

子供の成長


この図はスキャモンの発育曲線と呼ばれるもので、子供の成長の特徴をグラフで表したものです。

縦軸は20歳の発育量を100%とした時の割合を示し、横軸は年齢です。

20歳までにかけて徐々に体が作られていることがわかります。

ゴールデンエイジと呼ばれる3歳から9歳ごろまでに神経系が8割程度まで作られるので、この時期に様々な運動をすることが大切です。

グラフの中でも一番目立つのはリンパ型です。

リンパ型は免疫力に関わる成長で、リンパ組織が発達することで外からのウィルスや雑菌などから体を守り、風邪や病気にかかりにくくなります。

9歳頃からは成人よりも発達しますが、それ以前では成人よりも劣るため、風邪をひきやすくなっています。

小学校低学年では風邪をひきやすいので、この時期は暖かくして寝ることが大切です。

体温が1℃上がると免疫力が5~6倍になるとも言われており、36.5~37.0℃が理想の体温です。


お年寄りが体を冷やさないようにするのもうなずけますね。

子供は運動力が多く平熱が高いので風邪をひきにくくなっていますが、それでも冬などの運動量が落ちた時や汗を掻いてそのままにしてしまうと風邪を引いてしまいます。

できるだけ体温を上げ、ビタミンなどの栄養を取ることで風邪をひきにくくすることができます。

まとめ

現在はコロナ禍でマスクや消毒の徹底をされていると思いますが、ウイルスや菌を取り込まないことよりも、自分の免疫を高めることが大切です。

子供の成長の特徴と捉えて、少し意識して生活してみると風邪をひきにくくなったり、原因がわかることがあります。

子供にも特徴を教えてあげることで、自分で風邪をひきにくいような行動ができるようになると思います。

親が風邪をひきにくくするために何かをしてあげるのではなく、自分で風邪対策ができるようになるといいですね。


関連記事

  • 少年野球の現状 今回は少年野球の現状についてお話したいと思います。 指導者講習 少年野球の指導者となるには指導者講習を受ける必要があります。 指導者講習は"公益財団法人日本体育…
  • 子どもに作戦を考えさせると野球が楽しくなる これまでの記事で勝つための野球を教えないやルールとセオリーは別物、私がやりたい野球にも書いてきましたが、子供たちには考えて野球をしてもらいたいと思っています。 子どもたち…
  • 子どもを困らせれは自然にお願いできるようになる 人は困った時に自然にお願いをする 人に何かをしてほしい時にはお願いする必要があります。 困っていても他人が勝手に手助けをしてくれるとは限りません。 もちろん、手…
  • 指導者の声掛けによる子どもの変化 試合中の声掛けには”緊張が和らぐ”、”気持ちが盛り上がる”、”連携が取れる” などの効果があることをご紹介しました。▼まだ見てない方はこちらから試合中の声掛け少年野球を見てい…
  • 主体性を持たせる 主体性とは自分のために頑張る力 主体性を皆さんはご存知ですか? 私が主体性という言葉を意識し始めたのは最近ですが、一度は耳にしたことはあるのではないで…
  • 少年野球監督が教えるスポーツ上達のコツ Chris PastrickによるPixabayからの画像世の中には、スポーツがすぐに上達する人と、なかなか上達しない人がいます。その理由を答える時に、運動神経がいいとか、…
  • 子ども相手にマウント取ってどうする 【よくある親子の光景】 PexelsによるPixabayからの画像 ある日の夕方、公園でブログを書いていると親子が野球の練習をはじめました。 子どもは小学4年生くらい。 西日が眩し…

0 Comments