2020/01/13

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子供の成長は2週間後に現れる



Dimitris VetsikasによるPixabayからの画像


私は少年野球の6年生チームの監督をしています。 

私達のチームには1年生から6年生が30名ほど在籍していますが、全学年に言える共通点があります。



 それは、言ったことができるようになるのに時間がかかると言うことです。


大人であれば言われたことはすぐ出来ますし、継続する力もあります。


しかし、子ども達は言った直後ならできますが、すぐにできなくなります。

継続力もありません。

何度も言う必要があるのです。

そんな子どもでも、ある日突然できるようになります。

それが2週間後です。

一度言ったら我慢する


私は口うるさく言うタイプではなく、一度言ったら次に言うまでに時間をあけるようにしています。

  1. 指摘する
  2. 理解できていれば様子を見る
  3. 2週間我慢する
理解できていないことは出来ませんが、言われた直後にできていれば理解しています。

1週間後に様子を見ていると、できなくなっています。

しかし、2週間後になると突然できるようになります。

例えば、カバンを並べるよう注意します。

その日は当然出来ます。

1週間後の練習ではできなくなります。(忘れています)

2週間後になると子ども達から「カバン揃えよう」といった言葉が出てくるのです。

これは全てに当てはまることではないので、2週間後も出来ていなければもう一度、注意や説明をしてあげる必要があります。

私の場合は、2週間後に出来ていなければ理解していないものと考え、より丁寧に教えてあげます。

先程のカバンの例だと「チームの気持ちを一つにするためにカバンを揃えるんだよ」と揃える理由を教えてあげます。

子どもが納得すれば理由はなんでも良いのです。

指導に必要なのは忍耐力と説得力

小学生に指導するには我慢強さが必要です。

すぐに怒っていては、雰囲気も悪くなるし、子ども達のモチベーションも下がります。

子ども達のためだと言って怒っていても、結果的に子どものためになっていないのではないでしょうか?

子ども達が言われたことを出来ない理由は


  1. 難しすぎる要求
  2. 理解していない
  3. 話を聞いていない
  4. やる気がない
この4つです。

これらすべて指導者の責任です。

子ども達がいくら頑張っても出来ないような難しい要求をしていると、子ども達はやる気をなくします。

子ども達は少し難しいことに挑戦したがります。

無理に難しいことをさせる必要はないのです。

話を聞いていない、話を理解していないのは子ども達に合わせた話し方が出来ていないからです。

子ども達は集中力がありません、長い話を集中して聞いていられる子はほんの僅かです。

子ども達に話す時には、理解できるかわからないくらい短く要点だけを話すのです。

あえて言わないことで考える力が身につきます。

子ども達の興味をそそるような話し方、接し方をするのも指導者に必要なスキルです。




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