2020/03/17

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1つは持っておきたい野球ギア【片手バット】



今回は練習に欠かせない野球道具「片手バット」をご紹介します。

片手バットは長さが50cm~60cm、重さが400g~700gほどの短いバットです。

低学年のバットでも65cmほどあるのでかなり短いですね。

片手バットは名前の通り片手でバッティング練習を行うための道具です。



しかし、片手バットが一本あれば様々な練習効果が得られるので持っておきたい道具の1つです。

片手バットの使い方

片手バットは片手で持ってバッティング練習をします。

練習方法は正面または斜め前から下手投げてでトスしてもらい、打ち返します。

速い球を打つ必要はありません。

左右どちらの手でも練習します。

打つときのポイントは手ではなく全身を使って打つことです。

短い片手バットですが、手だけを使って打っても上手に打てません。

下半身から始動して上半身、腕と力を伝えていきます。

右手と左手で使い方が異なるのでそれぞれ説明します。

バットを握った時に下になる方がボトムハンド、上になる方がトップハンドです。

右バッターの場合、左手がボトムハンド、右手がトップハンドです。

少年野球では、なかなか取り上げられない左右の手の役割を解説します。

ボトムハンドの使い方

ボトムハンドは比較的簡単に打てると思います。

全身を使って体を回転させて、インパクト方向にヘソを向けます。

インパクトにヘソが向くと同時に手をボールに向けて出します。

この時に大切なのが、肘がポイントに向かっているかどうかです。

必要以上に脇が閉まっていたり、空いているとうまくミートできません。

また、インパクトの瞬間にボールを払うようにバットのヘッドを走らせます。

裏拳やツッコミのような手首を返す動作です。

腕を使うのはこの払う部分だけでいいのです。

トップハンドの使い方

トップハンドもボトムハンドと同様に下半身の回転の力で振っていきます。

ポイントはインパクトまでは力を入れないことです。

トップハンドに力が入ってしまうとバットが体から離れてドアスイングになってしまい、うまく捉えることができません。

体からバットが離れないようにスイング開始時に、肘を横腹に近づけて脇を締めます。

インパクトでボール押し込むように腕に捻りを加えます。

例えるならボクシングの右ストレート (左打者は左ストレート) です。

この押し込みでボールを遠くまで飛ばします。



この動画はワンハンドバットを開発した上達屋によるトップハンドの使い方の動画です。

短いバットで飛ばすコツを掴む

片手バットにはもう一つの使い方があります。

試合では長くて重いバットで打つことが理想ですが、バットの使い方が上手でなければ重くて長いバットは振れませんし、飛びません。

そこで、片手バットを使ってバットの使い方を覚えます。

片手バットを両手で握り、ロングティーなどで通常通りに打ちます。

短いバットなので、力いっぱい振るとヘッドが走らず、全く飛びません。

しかし、腕の力を抜いて体の回転で振り、インパクトの瞬間にヘッドを走らせると長くて重いバットと同じくらい飛びます。

短いバットで遠くまで飛ばせるようになればバットを上手に使えるようになったと言えるでしょう。(長くて重いバットを使う練習も必要です)

ヘッドを走らせる方法は、上記のボトムハンド・トップハンドの合わせ技です。

まとめ

片手バットは片手で打つだけでなく、両手で打つことでバットの使い方を覚えることができます。

片手でそれぞれの手の使い方を覚え、両手でバットの重さを感じながらスイングのコツを掴みましょう。



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