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なにをやっても子どもにやる気が無くて困っていませんか?
子どもは自分のやりたいことに対してはやる気を出します。
やりたくないことはやりません。
子どものやりたいこととは
- 誰かのマネ
- 認められること
- 少し難しいこと
- 競い合うこと
これはヨコミネ式のやる気を出させるポイントと同じです。
ヨコミネ式教育法は最近TVでも取り上げられることが多くなっているので、耳にしたこともあるかと思いますが、ヨコミネ式の特徴は子供が本来持っている力を伸ばしてあげることです。
今回は子どものやる気を出す方法と、なくさない方法をご紹介します。
子どもは親のマネをする
子どもは親を見ています。親のすることをマネして、自分のできることを増やしていきます。
子どもは善悪の判断が付かないため、良い行動だけでなく、悪い行動もマネをします。
子どもが親から見て良くない行動をしている時には自分の行動に問題があるのかもしれません。自分の行動を振り返ってみましょう。
子どもに何かをやらせたい場合は、親がやっているところを見せればやりたがるようになります。
親が料理をしていれば料理をしたがりますし、掃除をしていればしたがります。
親が勉強をしていれば勉強をするでしょう。
真似してやりたがることは気が済むまでやらせてあげましょう。
不安な時は認められようとする
子どもは親に認めてもらうことで自信が育ちます。
子どもが「見て見て!」と言ってくるときには自信を失っていたり、不安になっていることがあります。
忙しくても少しだけ見てあげて、「できたね!」などの声をかけてあげましょう。
少し難しいことをしたがります
ここからが本題ですが、子どもは少し難しいことにチャレンジしようとします。
チャレンジが成功すればよいのですが、チャレンジには失敗がつきものです。
失敗した時にどう接してあげるかが、やる気を引き出すために必要です。
なかなかうまくいかない時
何度やってもうまくいかない時は励まして、何度でもチャレンジできるようにしてあげましょう。
「何回もやったらできるようになるよ」「できると思ったらできる」などの子どもが前向きになれる言葉を掛けてあげましょう。
また、間違った方法を繰り返しているのであれば、工夫することを促してあげましょう。
この時に大切なのが、答えを教えないということです。
答えを教えてあげればすぐにできるようになるでしょう。
しかし、考える力が身につかず、答えがわからなければ諦めてしまうようになってしまいます。
助言をしてあげたい時はヒントを与えるようにします。
「どうやったらうまくいくかな?」、「違う方法はないかな?」など考えさせるような言い方をします。
ヒントは子どもが諦めてしまう前に出してあげましょう。
本人が工夫をしている間は不要です。
チャレンジできない時
子どもがやりたそうなのに失敗を恐れてなかなか始められない時や、親の直感で出来そうなことをやろうとしない時は励まして後押しをしあげましょう。
「〇〇くんならできるよ!」「やってみて!」「大丈夫!」などの勇気を与えるような声を掛けてあげましょう。
それでチャレンジできなくても無理にやらせるようなことはしないで、時間を空けてあげたりすると別の日になったらチャレンジしていることもあります。
できそうなことはチャレンジすることを覚えさせましょう。
失敗した時
チャレンジには失敗がつきものですが、失敗はしたくないものです。
できると思っていたのに失敗すると自信を失い、不安になります。
そんなときには、失敗したことは考えさせないで、次どうやったら成功するかを考えさせます。
なかなかうまく行かない時と同様に「どうやったらうまくいくかな?」と言ってどうしたら良いかを考えます。
再チャレンジできなくても、別の日にチャレンジすれば良いです。
わからない時
やり方がわからず困っている場合は、何に困っているのかを見ましょう。
そして、何かを教えてあげるのではなく、何がわからないのか、何ができないのかを聞いてあげましょう。
子どもが自分で考えられそうなことなら「どうやったらいいかな?」「どうなっているかな?」など考えさせます。
調べないとわからないようなことは、一緒に本を読んだり、インターネットを使って調べ方を教えてあげると、自分で解決する力が身につきます。
理想は自分から聞いて来るようになることですが、始めのうちは聞いてあげましょう。
自分から聞いてくることがあれば「良い質問だね」「よく聞いてきてくれたね」などのように認めてあげましょう。
すると、困った時は人に助けを求める習慣が付きます。
子どもは勝負が好き
勝負には勝敗がつきものです。
子どもは勝った時の喜びを感じるために勝負をしたがります。
上手に勝負を混ぜてあげるとやる気を引き出すことができます。
相手がいないと勝負はできないと思われますが、一人でも勝負はできます。
その方法は、タイムを測ったり、点数をつけたりして過去の自分と勝負させることです。
自分に負けてもそれほど悔しくありませんが、記録が更新されれば嬉しいです。
なにより成長がわかるので普段から過去の自分と勝負する習慣を身につけるとよいでしょう。
勝負を比較に使ってはいけない
勝負の機会を作る時に気をつけたいのは、比較をしてしまうことです。
勝負と比較は違います。
勝った人が優れていて負けた人が劣っているわけではありません。
”お前は劣っているからもっと練習しろ”と言わんばかりになんでも勝敗をつける大人がいますが、公平でなければ勝負をする意味がありません。
勝てない勝負はしたくないもので、子どもに無理やり勝負をさせることは、勝負嫌いにさせることに繋がります。
勝負は子どもがやる気になる時だけやりましょう。
まとめ
小さな頃はなんでも意欲的ですが、成長するに従って意欲を削がれる経験をする中で、やる気が無くなって無気力人間になってしまいます。
やる気があることはどんどんやらせる。やる気が無いことはやる気が出るシュチュエーションを作ってあげる、または待ってあげることが大切です。
子供の頃は言えば素直に従いますが、大きくなってくると自分の意思を尊重します。
自分で自分の意思をコントロールできるように育ててあげることが大切です。
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