Sasin TipchaiによるPixabayからの画像
しつけ、身の回りの世話、不自由のない生活など、それぞれの家庭で方針があると思います。
あれもこれもしてあげて忙しい、子育ては大変だと感じていないでしょうか?
もちろん全て大切なことですが、もっとシンプルに考えると子育てが楽しくなります。
親が子どもにしてあげられること
- 目標を作る
- 見守る
- 後押しする
一つ一つは簡単そうですが、親はどのような行動をしたら良いかを説明していきます。
目標は自然と湧き上がるもの
目標は作るものでも、立てるものでもありません。
自分は将来こうなりたい、これができるようになりたいと心の中で自然に思うことです。
その気持が強くなり、行動に移すようになれば立派な目標となります。
自然に湧き上がる将来の願望を親は待つことしかできないのでしょうか?
いいえ、できることがあります。
親は子どもに豊富な知識と経験と感情を与えて上げることで、子どもは自分の将来の目標や夢を持つことが出来るのです。
子どもは経験したこと、学んだことしかわかりません。
知らない知識は教えてあげて、やったことのないことは積極的にやらせてあげましょう。
知識があれば自分の身の回りで起きていることが理解して、自分にできることを考えます。
経験があれば先のことを予測できるようになって、失敗を回避して成功する方法を考えます。
その中で多くの人と関わることで、将来自分はどんな人になりたいのかを思うようになるのです。
感情を与えるとはどういうことなのでしょうか?
感情を与えるとは、親の気持ちを伝えてあげることです。
これは I
メッセージと呼ばれるものです。
親の「悲しい・嬉しい・楽しい・寂しい」などの感情を伝えてあげることで、人の気持が理解できるようになります。
そして親の気持ちを多く伝えられた子どもは、自分の気持も素直に受け取ることができるようになります。
自分の感情を素直に感じられるので、自分の”やりたいこと”を大切に出来るのです。
まずは見守ること
子どもがやりたいことを叶えてあげたいと思うのが親ですが、それでは子ども本人の力で出来たことにはなりません。
子どもが成人して自分の力で目標を達成していくためには、小さな目標を自分の力で達成してきた経験が必要です。
そのために親が出来ることは、子どもがやりたいことをできるようになるまで見守ることです。
見守るポイントは3つ。
POINT
- なにを考えているか
- なにをしようとするか
- どうなったか
なにも考えなければ失敗します。
子どもが失敗しそうでも口出し不要です。
始めてやることは経験が無いのでわかりませんが、一度失敗すれば同じ失敗を繰り返さないように考えるでしょう。
失敗する前に親が口を出してしまうと、失敗を経験することも、失敗から学ぶこともできなくなってしまいます。
親が見守っていればフォローができますが、見ていない時の失敗はフォローできません。
フォローが出来る時にたくさんの失敗を経験させると、なにをしたら失敗するのか、どうすれば成功するのかわかるようになります。
成功するための過程が、考える→行動→結果になるのです。
これが自然にできるようになることが理想です。
壁にぶつかった時にフォローする
挑戦には必ず失敗がつきもので、子どもの場合は失敗することが多いです。
失敗にめげずに挑戦し続ける場合は見守っていれば良いですが、挫折して諦めてしまうことがあります。
そんな時にフォローできるのは親だけです。
フォローの方法は ”励ます・アドバイス・手助け” です。
親の言葉は誰の言葉よりも子供に響きます。
諦めてしまいそうな時に、「君なら出来る、もう少し頑張ってみよう」と言われれば、もう一度挑戦する勇気が湧いてくるでしょう。
すぐに再開しなくても、時間を置いたら再挑戦するでしょう。
同じ方法で失敗を繰り返す場合は、アドバイスをしてあげましょう。
アドバイスのポイントは一緒に考えてあげることです。
「どうしたらうまくいくかな?」「他に違う方法はない?」
この言葉だけで子どもの視野が広がり、やり方を工夫するようになります。
どうしても子供一人では出来ないときだけ手助けしてあげます。
ここが重要、手助けは最後です。
子どもがやりたいことをやっている時は、基本的に手助け不要です。
自分の力で困難を乗り越えられるようなサポートをしてあげましょう。
まとめ : 影で支えることが大切
子育てでは親が全てに手出し口出ししないといけないと勘違いしている人が多いですが、子どもは困難を自分で乗り越えられる力を持っています。
親はあれこれやってあげるのではなく、影で見守り、本当に壁にぶつかって前に進めない時に手を差し出してあげるのです。
今回は重要なことを3つ紹介しましたが、しつけや生活習慣などは別の話です。
他の記事でも書いてあるので参考にしてみてください。
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