2020/05/15

thumbnail

なぜ子どもは野球が好きなのか? 【野球が楽しい10の理由】



私は、どのスポーツよりも魅力が多いのは、野球だと思っています。

子どもが、どのスポーツを始めようか迷っている場合は、野球がおすすめです。

今回は、野球の魅力を伝えたいと思います。

団体競技だから仲間の大切さを学べる

野球は9人で行う団体スポーツです。

上手な人が1人いても勝てるわけではないですし、下手だから試合に貢献できないということではありません。

それぞれが役割をこなし、仲間をカバーし合うことで勝つことが出来るようになります。

個人スポーツでは学ぶことができない仲間の大切さ、自分の価値を見つけることができるでしょう。

1対1の対決が必ずできる

やはり野球の醍醐味は、バッティングとピッチャーでしょう。

野球は団体競技ですが、個人競技のような側面を持っていて、全員がバッターとして、ピッチャーと1対1の真剣勝負ができます。

もちろん攻撃や守備自体は、チーム競技ではありますが、ピッチャーとの勝負は1対1です。

「次は打ってやる」、「あいつだけには負けたくない」など、団体競技なのに個人競技のようなライバル心を持てるスポーツでもあります。

1対1の勝負をするからこそ、仲間の助けの大切さを強く感じることが出来るようになるのです。

子どもの心をくすぐる要素満載

子どもは鬼ごっこが好きですよね。

野球は、”守備が鬼でランナーが子、子が鬼に捕まる前にホームに返ってきたら1点” のように鬼ごっこ要素が含まれています。

楽しくないわけがない!

そして、子どもはボールを投げるのが好き、打つのも好き、捕るのも好き。

野球の全てが子どもにとって魅力的なのです。


▼野球鬼ごっこの記事はこちら
野球には鬼ごっこのような追いかけて捕まえるという要素が含まれています。ボールを持っている人が鬼で、ランナーを捕まえるという点では鬼ごっこと同じではないでしょうか?私が考えた、野球の鬼ごっこ要素を強くした練習を普段から子どもたちが行っているのでご紹介します。

何点差からでも逆転ができる

野球には時間制限がありません。(軟式野球は別ルール)

何時間やろうが、9イニング目の最後のアウトが取られるまで終わりません。

だから、100点差で負けていようが、アウトを取られるまでは逆転の可能性があります。

時間制限のあるスポーツでは終盤になると逆転の可能性がほとんどなく、勝っているチームが極端な守りに入ることがありますが、野球はいくら守りに入ってもアウトが取れなければ無意味です。

いつでも逆転の可能性があるから諦めない気持ちが身につくのです。


▼試合に勝つための秘訣はこちら
勝負の世界で勝ちグセ、負けグセはよく使われる言葉ですが、曖昧な使われ方をしていて、実際にどう指導したら良いのかがわかっていないと思います。 できれば勝ちグセを付けたい、その希望に応えます。

ボールが遠くに飛ぶのが楽しい

野球はバットを使ってボールを飛ばすので、人が投げたり、蹴ったりするよりも遥かに飛んでいきます。

ピッチャーが投げたボールを打てば、勢いもついて遠くまで飛んで転がっていきます。

最初は、なかなか飛ばなかったボールが練習を重ねると、どんどん飛距離が出るようになっていくので楽しみが多いです。

道具を使う野球だからこその魅力ではないでしょうか。


駆け引きが楽しい

野球は試合の中で区切りがあり、プレーが止まることが多いスポーツです。

プレーが止まるたびに作戦を考えます。

攻撃側は、試合の展開を考えて攻めた攻撃をしたり、じっくりと攻めたりと自由に作戦を立てて実行することができます。

守備側は、相手の心理を読んで対策をしたり、虚をつくようなプレーをすることで相手を錯乱させることができます。

試合中は、全て監督の指示で動くのではなく、選手達が考え、実行できるのが野球の醍醐味です。

メンタルが強くなる

野球はメンタルが弱くてはできません。

自然とメンタルが強くなっていきます。

また、その中でポジティブな考え方が大切なことに気づきます。

失敗が許されないスポーツですが、失敗を挽回できるスポーツでもあります。

バッターは10打席に3本程度しかヒットを打つことができません。

打てなかった7打席をどう考えるかで、3本ヒットを打てるかどうかが変わってきます。

失敗した後に気持ちを切り替えることが、野球では重要になってくるのです。

▼試合でのメンタルの記事はこちら
気持ち(メンタル)のコントロールは簡単ではありません。 特に、子供であればまた、上手にコントロールできる子は少ないはずです。試合中は、常に平常心でいて、試合が終わったあとに感情が溢れ出すことが理想です。野球を長く続けていてもコントロールすることが難しく、気持ちがプレーに出たりします。


道具を大切に出来る

野球はグローブ・バット・スパイクなど道具が多いスポーツです。

道具がなければできないからこそ、道具を大切にするようになります。

多くの道具を揃えるのにお金はかかりますが、その分 、感謝の気持ちが強くなります。

試合中も使用する道具が多いため、その都度、整理整頓をするようになります。

整理整頓を厳しく指導する指導者も多いため、普段の生活で道具を整理する習慣が身につきます。



礼儀が学べる

野球は礼儀に関して厳しく指導する監督は多いです。

どのスポーツもそうですが、野球は多くの協力してくれる人や親がいるからこそできることを強く感じることができるスポーツです。

高校野球以上では応援も増えていきます。

応援してもらえることの喜びや有り難みを感じ、モチベーションにすることもできます。


▼関連記事はこちら
新年を迎えると少年野球では6年生が卒団するチームが多いと思います。ほとんどのチームでは新入団員は小学1〜4年生くらいだと思います。今回は新しく野球を始める小学1〜4年生くらいの子どもたちへの指導方法をご紹介します。


試合での運動量が少ない

野球の試合では全力で走る機会はほとんどありません。

ランナーになった時と守備の時くらいです。

止まっていることの方が多いので試合は疲れません。(集中力を使うので気疲れはします)

では、なぜきつい練習をするのかと言うと、少ない機会で最大の結果を出さなければ行けないからです。

野球はミスが許されないスポーツです。(ミスをカバーすることは必要です)

ミスを極力減らすためには多くの練習が必要ですし、一瞬で最大の力を発揮するためには瞬発力を鍛える必要があります。

そして、ノックやバッティング練習で効率が悪くなりがちなので練習時間が長くなってしまうのです。


まとめ

現在では野球人口は減少していますが、これだけ日本で普及したスポーツなので魅力が多いです。

どのスポーツでも、それぞれの魅力があると思いますが、一度野球をやれば、必ず楽しいと感じるはずです。

現代は、複数のスポーツを掛け持ちすることも当たり前になっているので、対応してくれるチームも多いでしょう。

小学生の男の子には、楽しみ要素が満載なので、是非野球をやってみてください。





0 Comments