2019/12/26

thumbnail

野球鬼ごっこ レベル2

前回の記事 (野球鬼ごっこ レベル1) で野球鬼ごっこの基本的なルールをご説明しました。

今回はレベル1でルールに慣れた後、少しレベルを上げたルールに変更したものをご紹介します。

レベル2のルール

基本的な野球鬼ごっこのルールは変わりませんが、子 (ランナー) のルールを2つ変更します

 ①ランナーは後から来た人が優先
 
 ②鬼が誰もいないベースを踏んでも子はアウトになる

レベル1では先についているランナーが優先でした。

これは野球のルールではタッチプレーになります。

例えばランナー2,3塁で3塁ランナーが3塁ベース上にとどまっているにも関わらず、2塁ランナーが進塁して3塁についてもアウトになるのは後から来た2塁ランナーですし、アウトにするにはタッチが必要です。

レベル2では後から来た人が優先にすることでフォースプレーを再現しています

フォースプレーなのでベースを踏んでもアウトとなります (ルール②)。

アウトになるランナーは指導者が指名してあげれば良いでしょう。
さっきまで塁にいたランナー、近くにいるランナー、まだ一度も鬼をやっていないランナーなど誰でも良いでしょうが、子どもたちが納得できるようにしてあげてください。

子どもたちは不条理が嫌いです。

野球鬼ごっこレベル2は野球鬼ごっこレベル3につながります。

特に、空いているベースを踏んでアウトにできるようになるまで続けると良いでしょう。

レベル2の目的

レベル2ではランナーの優先順位を変えることでフォースプレーのルールを体で覚えます。

わかっていない子がいれば説明してあげて、「これはフォースプレーだよ」と教えてあげてください。

レベル2で難しくなっているポイントは見る場所が増えるということです。

レベル1の場合、鬼は ランナー5人を見ていればよかったですが、レベル2では ランナー5人とベースを見ないといけなくなります。

見る場所が1つ増えるだけでかなり難しくなります。

”ベース踏めばアウトだったのに”という場面が何度も出てきます。

ランナーもベースを見るようになり、鬼との距離、他のランナーとの距離や動きをより注意するようになります。



まとめ

今回は野球鬼ごっこレベル2についてご紹介しました。

レベル1とルールがそれほど変わりませんが、レベル3への導入なので短め(5分程度)の時間で、子どもたちの様子を伺いながら行うと良いでしょう。

野球鬼ごっこの続き

野球鬼ごっこ レベル3

レベル3ではより野球らしい動きになっていきます。難易度が高いので小学4年生以上で行うと良いでしょう。指導者が入ることで1~3年生でも行うことができると思います。



関連記事

  • 足を速くする縄跳びトレーニング 縄跳びの効果 縄跳びは、跳び続ければ体力が付き、体の使い方が上手になります。 地面の反発をもらって跳ねる感覚が身に付くと足が速くなるので、子供のトレーニングとし…
  • 100均で買える野球トレーニンググッズ11選 100均めぐりが好きで、いつも野球に使える道具がないか探している私が、100均で見つけた野球トレーニンググッズを11個ご紹介します。 一般的な練習道具から意外なものまであ…
  • 野球鬼ごっこ レベル3これまで紹介してきた野球鬼ごっこですが、レベル3ではより野球らしい動きになっていきます。 難易度が高いので小学4年生以上で行うと良いでしょう。 指導者が入ることで1~3年生…
  • 【シャッフル】小学4年生までにできるようにしておきたい走塁 Keith JohnstonによるPixabayからの画像 今回は「小学○年生までにできるようにしておきたい走塁 第2弾」のシャフルです。 シャッフルとは横向きにぴ…
  • 野球鬼ごっこ レベル1 別の記事でお伝えした野球鬼ごっこですが、少しずつルールを変えることで難易度が変わり、より野球に近い練習となるので、今回は最初のレベル1をご紹介します。 シンプルな…
  • 【ワンバンGo】小学5年生までにできるようにしておきたい走塁 armandooneによるPixabayからの画像 小学○年生までにできるようにしておきたいシリーズ第1弾はワンバンGoです。 ワンバンGoはどんな子でも比較的簡単…
  • 野球鬼ごっこ レベル2前回の記事 (野球鬼ごっこ レベル1) で野球鬼ごっこの基本的なルールをご説明しました。 今回はレベル1でルールに慣れた後、少しレベルを上げたルールに変更したものをご紹介し…

0 Comments