2019/12/27

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野球鬼ごっこ レベル3

これまで紹介してきた野球鬼ごっこですが、レベル3ではより野球らしい動きになっていきます。

難易度が高いので小学4年生以上で行うと良いでしょう。

指導者が入ることで1~3年生でも行うことができると思います。

まだこれまでの記事をご覧になっていない方は下記のリンクから御覧ください。



野球鬼ごっこレベル2

様子を伺いながら難易度を上げていく


徐々にレベルを上げていくことでつまづきを減らし、楽しく導入できるようにしています。

子どもたちはルールがわからなかったり、複雑なことを与えるとすぐに諦めてしまいます。

特に、今回ご紹介するレベル3は見る場所が多く、鬼ごっこや野球の動きに慣れていないとなにもできずに終わってしまいます。

大きくルールは変わりませんが、やってみると難しいのでレベル1から段階を踏んでいくようにしましょう。


レベル3のルール

鬼ごっこのルールはレベルと同じ


  1. ランナーは後から来た人が優先
  2. 鬼が誰もいないベースを踏んでも子はアウトになる

変更点は鬼が2人になることです。

ボールはもちろん1つ。

1つのボールを鬼がパスしながら子を追いかけます。

もう一人の鬼役を指導者がやっても良いでしょう。

その場合はボールを持っても追いかけず、タッチまたはベースを踏めなければすぐに鬼にボールを返して上げます。

あくまで練習の主は子どもたちです。


レベル3の目的

レベル1, 2とレベル3の大きな違いはボールが空中を移動するということです。

レベル3ではボールをパス、キャッチという動作が増えるので難しくなっています。

人は大きいのでぼんやり見ていても動きがわかりますが、ボールはしっかりとピントを合わせないとキャッチすることはできません

一番の目的は素早く視線を移動させることです。

レベル1, 2では相手の動きを見て、予測することが目的でしたが、レベル3では予測 + 見る場所を素早く変えていかなくてはいけません。

更に鬼は味方が増えることによって自分でタッチしに行くのか、パスするかの判断力も養われます。

始めのうちはボールを持っている鬼が一人で追いかけ回しているだけでしょう。

その場合は一度止めて、もう一人の鬼を適切な場所に移動させてパスすることを教えましょう。

パスした後の動きも重要になってくるので、鬼同士が協力してアウトを取れる様になるまで繰り返して上げてください。

練習時間としては10分から20分程度でしょう。




応用編

鬼の数は最大5人まで増やせます。

鬼を増やすことで動きも複雑になり、見る場所も増えます。

人数が増えると窮屈になるので、5人の時はフィールドを大きくして、グローブをはめて行います。

5人はピッチャーと外野手がいないだけで、ほぼ野球と同じになります。
なので、ベースカバーの動きが覚えられます。

チーム戦になるので作戦会議を設けてあげるとより考えて、工夫しながら練習するので動きの吸収が早くなります

まとめ

今回、野球鬼ごっこについてレベルごとにご紹介してきましたが、ルールに慣れてしまえば楽しく行えますし、気になるところがあればその都度、止めて説明できるので、野球の理解が早まります。

私のチームでは野球鬼ごっこで走塁も上達しましたし、守備の動きも教えなくてもできます

野球鬼ごっこで動きを覚えたら、後は実際のダイヤモンドに落とし込んでやればよいだけです。

レベル3では野球に必要な要素が多く含まれています。

アップとして練習に取り入れみてはどうでしょうか?
必ず効果を実感できるでしょう。


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