バッティングでの体重移動
バッティングを指導する時に重要になってくる体重移動。
ボールを遠くに飛ばすためには、体重を後ろから前に移動することと体の軸で回転することが大切です。
体重移動がなければ力を伝えることができませんし、ボールの勢いに負けてしまいます。
また、体重移動がなければ体をスムーズに回転させることができないので、結果的にスイングも弱くなってしまいます。
体重移動は10:0
よく、重心は7:3とか6:4などと言われますが、体重移動と重心は別です。
同じ意味で使用している人もいるかもしれませんが、7:3は構えた状態での重心の位置や体重を乗せる割合を示しています。
実際にスイングをし始めて体重を後ろの軸足から前の踏み込み足へと移動させた場合、体重は全て踏み込み足に乗ることが理想です。
オルティーズのスイングを見てみるとバットが出てきている時には軸足 (左足) は浮いています。
体重を踏み込み足に全て乗せるには理由があります。
体の回転は踏み込み足 (右足) の股関節を軸にして、軸足 (左足) 側の腰を前に出すような形で回転しているのですが、踏み込み足 (右足)に体重が乗ったときに回転を始めると速い回転になります。
一方で軸足に残ったままスイングを始めると遅い回転になってしまうのです。
構えの段階で重心が踏み込み足に乗ってしまっていると体重移動が出来ませんし、体重を全て軸足に乗せてしまうと一本足打法のようになり、高い技術が必要なスイングになってしまいます。
だから構えの重心は軸足と踏み込み足の割合が7:3や6:4と言われているのです。
体重移動で気をつけること
”体重を全て踏み込み足に乗せる”と説明すると上体が前に突っ込んでしまう人がいます。
上体が前に突っ込むと頭も前に移動することになるので、目線がぶれたり、ボールの体感速度が上がってしまい、ボールを捉えることが難しくなります。
体重を全て移動しますが、頭はそのままです。
上の動画でもオルティーズの頭はほとんど動いていません。
体重移動はするけど頭は動かさないことが重要です。
体重移動のメリット
体重を全て踏み込み足に乗せることで体の回転がスムーズにいきます。
体重移動がなく股関節がロックされてしまっていた子に体重移動を教えると腰が回転するようになり体を上手に使えるようになります。
「腰を回せ」という指導は後々になって体の開きが問題となってくるので、”腰を回せ”という表現はNGワードです。
強いスイングをしようと思ったら勝手に回転するくらいの意識が良いと思います。
理想は”腰の入った強いパンチ”ですね。
パンチを打つ方向に体を向けるように、ミートポイントにへそが向く形が力の伝わる体勢です。
腰が先に回ってしまうとミートポイントに体は向きません。
腰を意識して打つ子は、ミートポイントよりもへそがレフト方向を向いています。
下半身が使えていないと感じた時は体重移動の指導を先に行うことをおすすめします。
まとめ
今回は体重移動についてご説明しました。
昔と現在ではバッティング理論が変わってきていることが多く、間違った指導がされがちです。
体を上手に使えば力がなくてもボールを遠くまで飛ばすことができるので、上手な体の使い方を教えたいですし、できるだけ力に頼らないバッティングを心がけたいです。
正しい体の使い方を教えると目に見えてバッティングが良くなります。
野球を始めたばかりの子にアドバイスをする時には、このような指導をしてみてはいかがでしょうか?
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