水分補給の目的
水分補給の目的は体内の水分量を維持するためです。
人は1日に2.5Lの水分を尿や糞、汗によって排出しています。
これに対して食事や飲料から2.5Lの水分を摂取することでバランスを取っています。
体内のバランスが崩れると体調を崩しやすくなります。
水分補給を怠ると、当然体内の水分量が減るのでバランスが崩れます。
水分を取りすぎても、ミネラル、塩分などとのバランスが崩れます。
体内の水分量とミネラルのバランスが大切です。
運動をすると汗をかきます。
汗は上がりすぎた体温を下げる役割があり、体温調整には必要不可欠です。
汗をかくと水分と同時にミネラル、塩分が排出されるので、水分とミネラルの補給が必要です。
効果的な水分補給
運動の際には普段よりも多くの汗をかき、水分とミネラルを多く排出してしまいます。
喉が渇いてからでは、水分の吸収が間に合わないので喉が渇く前に水分補給する必要があります。
喉が乾いてから一度に大量に摂取するよりも、運動をする前と、運動中ににコップ1杯分 (200ml) 程度をこまめに水分補給する方が効果的です。
水やお茶ばかり飲んでいると体液が薄くなり、水分を排出しようとしてしまい、結果的に脱水症状になってしまいます。
特に緑茶には、カフェインが含まれており、利尿作用があるので注意が必要です。
運動時にはミネラルや塩分が含まれており、体液と濃度が近いスポーツドリンクを補給することをオススメします。
甘すぎて苦手という方もいると思いますが、最近では種類が豊富なので好みの味を選んでみるのが良いと思います。
どうしてもお茶が良いという場合は、緑茶ではなくカフェインが含まれていない麦茶にして、梅干しやはちみつレモン、塩キャンディのようなものを舐めてミネラルを補給します。
喉が渇く前に水分補給をすることが理想ですが、喉が渇いてしまったら体の水分不足のサインなのですぐに水分を補給するようにしましょう。
まとめ
熱中症は体温調節ができなくなることで、体温が上昇してしまうことで起こります。
体温調節に必要な水分を十分に取って、たくさん汗をかくようにしましょう。
子供たちに水分補給の大切さと、補給するタイミングや量を教えることも指導者としての役割です。
コーチが指示したタイミングで飲ませるのではなく、いつでも水分補給できるような環境を作ることが大切です。
私はいつも「水分補給してもいいですか?と聞かなくても勝手に飲めばいいよ」と言っています。
もちろん、水分補給が出来ているかの確認はしますが、水分補給の大切さを理由を含めて説明しているので水分補給はしていますし、暑いので勝手に飲みます。
あとは、どのタイミングでどれだけの量を補給するのかを感覚で掴ませる必要があります。
私のチームでは水筒の準備も子供たちにやらせています。
自立を促すことと、一日に必要な水分量をわからせるために、気温を意識させて持ってくる量を調節させています。
私のチームでは水筒の準備も子供たちにやらせています。
自立を促すことと、一日に必要な水分量をわからせるために、気温を意識させて持ってくる量を調節させています。
熱中症は死に至る可能性のある病気です。
子供たちを危険から守るためにも、知識をつけておきましょう。
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