一番身近な存在
年齢が近い兄弟は家族で過ごしている時も、遊びに行くときもいつも一緒です。
特に男同士の兄弟ではお互いがライバルであり、一番の親友でもあります。
弟は常に兄の存在を意識して、追いつこうとします。
そのため1つや2つ歳が違う兄弟では、歳の差があるにも関わらず弟が兄と同じや近い能力を持てるようになってきます。
親は兄と一緒だからと言って弟を兄に任せるような場面が多くあると思います。
親が関与しないことで弟は自立心を持てるようになり、結果的に早く大人になっていきます。
兄弟で比較することがあると思いますが、知らないうちに弟が色々できるようになって行くので弟のほうが褒められることが多くなります。
褒められることで自尊心を持つことができ、行動に自信が表れ、より良い結果につながりやすくなります。
親の関与の仕方
親は子供を平等に関わることが大切です。
年齢に応じて対応が変わってきますが、弟や妹の相手ばかりでは兄や姉が嫉妬してしまいます。
小学4年生ごろまではまだ甘えたい時期です。
すぐに親離れしようとするので、この時期までは甘えさせてあげましょう。
親が子離れするようにして、できるだけ早く親離れができるようにしてあげると面倒がかかりません。
一番は自立を促すことです。
身の回りのことを全て子ども自身にやらせることで自立し、考える力も養えます。
甘やかすのではなく、自立させましょう。
比較はしない
日本では誰かを褒める時、対象に誰かをけなすことが多くあります。
親は兄弟がライバルであることを知っているので、ライバル心を煽る意味でも比較することがよくあると思います。
「弟は兄よりすごい」とか「弟はできているのに」などのように褒められた側は自信を持てますが、比較された側は自尊心を失います。
相対評価をするのではなく、絶対評価をしてあげることが大切です。
誰かと比較することが相対評価です。
絶対評価は、その子ができているか、できていなかを評価します。
評価の基準は甘くして、できなかったことが出来るようになれば、それは凄いことです。
褒めることが苦手な日本人ですが、評価してもらえなければ頑張ろうと思えません。
特に子供は、親に評価をしてもらうことが何よりも喜びになります。
誰かと比較して評価するのではなく、素直に褒めて評価してあげましょう。
まとめ
スポーツ選手には次男が多いと言われています。
これは遺伝的なものではなく、育つ環境によるものだと思います。
意外にも生まれてくる順序で成長が変わってきます。
子供が育つ環境には必ず親がいます。
親の対応が変われば子供も変わります。
子供にとって良い環境を作ることが親の役目だと思います。
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