物は投げない
小さな子にボール遊びを教える時に決めてほしいルールがあります。
それは物は投げないこと、ボールも同じです。
特に、人に向かって投げることは当然してはいけません。
人に向かって物を投げると、投げられた相手は恐怖や痛みを感じ、嫌な思いをします。
怪我をすることもあるので”人に向かって物を投げてはいけない”というルールを決めましょう。
子供は相手の気持ちを感じる力が弱く、日本では教えてもらえないので、相手が嫌がっていても自分が楽しいことは続けます。
見ていないところから投げられたり、近距離から速いボールを投げられると怖いです。
また、複数人で同時に投げたりして、まるでいじめのような状態が生まれます。
投げている方は楽しいでしょう。
当てられる方は楽しくありません。
柔らかいボールならまだいいでしょう。
硬いものや石を投げたらどうでしょうか?
更に怖いですし、確実に怪我をします。
そんなことも子供はわからないのです。
人に物を投げてはいけないことを理由も付けて説明してルールにしてあげましょう。
渡してあげる
基本的に物を誰かに渡す時には手渡しです。
投げて渡すなんてことをしてはいけません。
ボールを渡す時には相手が受け取る準備ができてから、捕りやすいボールを投げてあげることを教えてあげると便利になります。
受け取る準備とは相手がこちらを見ていてボールを捕れるように手を出しているような状態です。
捕りやすいボールとは、相手が出している手に向けてゆっくりなボールを投げてあげることです。
相手の捕りやすいボール
捕るのが上手になれば速いボールでも捕りやすいボールとなります。
まだ、上手に捕れないのであればゆっくりなボールを投げてもらう必要があります。
お互いのレベルが上がれば、速いボールでキャッチボールなんかもできるようになってきます。
しかし、距離だけは変わりません。
近距離ではいくらゆっくりなボールでも、見る時間が短いので怖いですし、捕ることが難しいです。
ゆっくりなボールを投げるにしてもある程度 (5mくらい) の距離は必要です。
近すぎては捕りやすいボールには決してなりません。
余談
小さな子はボールを捕るのが下手です。
一番の理由はボールを見ていないことです。
ボールを見ているようでもぼんやりとしか見えていない、捕る瞬間に目を瞑っているというのはよくあることです。
動くものを目で追う能力が上がれば上手に捕ることができます。
捕る瞬間までボールを見ていれば確実に捕れるようになります。
子供の動体視力は9歳までに身に付くと言われています。
動体視力を鍛えるトレーニングをしてあげましょう。
まとめ
ボール遊びは捕る、投げる、見るの3つの力が身につきます。
上手にボール遊びをして子供の運動能力を高めてあげましょう。
ボール遊びを始める前にルールを決めることで楽しく遊べるようになります。
遊び始めてから危ないことを見つけて叱ることのないよう、事前にルールを決めてあげましょう。
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