2017/09/13

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選手は駒か?


Angela BedürftigによるPixabayからの画像

個の役割

先週、別のチームの監督と話をした際に、”選手は駒か?”という話題になりました。

その話題になったきっかけは、私が監督をしているチームの子供が、他のチームの試合を見ていた時に、選手のことを「駒みたい」と言ったのがきっかけです。



これは、選手が監督に言われたことをやっているだけの姿を見て、そう感じたようです。

私自身も”選手には自分の考えで試合をしてほしい”と思っているので共感しました。

話は戻りますが、その監督の話では、監督が選手である駒を操って試合を作ると仰っていました。

私の意見とは異なるので議論をしましたが、うまく反論できなかったことが悔しいです。

試合中に選手が「ピッチャーやりたい」と言ってきた時、私は「〇〇(選手名)がピッチャーやったら勝てる?」と聞きました。

それに対して選手は「うーん、わからん」と言い返してきました。

「自分が投げれば勝てると思っている人に投げてもらいたい」と私が言い、会話は終了しました。

この会話を先程の話をした監督に聞かれており、「選手が駒じゃないんだったら投げさせてあげればいいじゃん」と言われ、反論できませんでした。

個の尊重

私が子供たちと接する中で気をつけていることは、ひとりひとりの意見や考えを尊重してあげることです。

先程の選手との会話では、「ダメ」とか「無理」のように意見をへし折るような言葉を使わないようにしています。

また、小さな子は自分がやりたいことをしたがるのは当然ですが、やりたいことが全てできるとは限りません。

「ダメ」や「無理」のような言葉は子供のやりたい気持ちをなくしてしまう言葉です。

私が「勝てる?」と聞いたのは、自分の中でやりたい気持ち実際やったらどうなるかを考えて”気持ちの整理”をさせるためです。

練習試合であれば投げさせていたでしょうが、大事な公式戦の準決勝なので負けにつながるようなことはできません。

その場では、ピッチャーの経験をさせてあげることはできませんでしたが、気持ちの整理の経験ができたので良しとしましょう。

野球の駒

駒が監督の指示に従って動くチームと、駒が監督のやりたいことを理解して自由に動くチームどちらが強いでしょうか?(選手を駒という表現をするのは嫌ですが、今回はわかりやすくするために駒という表現を使います。)

私は後者だと思います。

いくら野球経験が豊富で知識もある監督でも選手ひとりひとりに指示を出して動かすことは難しいです。

インプレー中であれば瞬時の判断が求められるので尚更です。

選手が個々で違った考えで行動していてはまとまりませんが、それぞれが監督のやりたいことを理解した上で、それに一番近づく方法を考えて行動すれば良いチームになっていくのではないかと思います。

選手たちひとりひとりにはそれぞれの考えがあります。

やりたいこと、やりたくないこともあります。

そこは尊重しながら、みんなの目標に近づく方法を見つけていくのが指導だと思います。

「選手は駒だ!言われたことだけをやっていればいい」では選手はついてきません。

まとめ

個の尊重は私が日頃から心がけていることです。

人にはやりたこと、やりたくないことが必ずあり、それは人それぞれです。
子供であっても変わりません。

個の気持ちを大切にしてあげることが、人間形成にもつながると思っています。

今回、話をした監督が「言われたことだけやっていればいい」と言ったわけではありませんし、そうは思っていないと思います。

しかし、少年野球ではそのような指導になってしまうことが多いので、もう少し子供たちの考えを尊重して自由にやらせてみることも大切だと思います。



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