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子どもは何かあればすぐに文句を言ったり不満を言ったりしますよね。文句や不満を言っていても何も解決しませんし、周りを不快に感じさせます。
子どもが文句や不満を言うのには原因があります。
それは周りの大人や親の接し方です。
今回は文句や不満を言う原因と対策をお教えします。
文句を言ってしまうのは行動力がないから
文句や不満をなぜ言ってしまうのかわかりますか?
「暑い」や「寒い」などの日常的な文句から、チームや周囲の人達に向けた文句がありますよね。
それらの文句は自分では改善できない時に周りにやってもらおうとする時に出ます。
外出中であれば暑さや寒さを自分で変えることはできませんよね?
チームを変える権力がなければ改善することは難しいですよね?
人間関係でも意地の悪い人の人格を変えることは簡単では有りません。
しかし、自分でなにかできることはあるのではないでしょうか?
気温に関して言えば、今日の最高気温を見て着る服を変えてみるとか、チームのことでも親やコーチ、監督に相談してみるとか方法はあるわけです。
自分で行動できない人は文句を言って周りの人にやってもらおうとするのです。
自分の環境を改善する力がなければ自立は出来ませんし、社会で活躍できるようにはなりません。
文句を言わせず自分で行動できるようにしてあげましょう。
文句を言うのは大人の責任
なぜ文句を言うようになってしまうのでしょうか?
それは文句を言えば誰かがやってくれるからです。
この”誰か”とは一番多くの時間を一緒に過ごしている親です。
子どもがなにか文句をいった時、やってあげていませんか?
寒いと言ったら上着を貸してあげる。
暑いと言ったらエアコンを付けてあげる。
これらは日常の些細なことですが、他にも色々あると思います。
文句を叶えてあげていたら、お願いはできません。
文句を言われても何もせず見守って上げましょう。
ずっと文句を言っているようだったら話を聞いてあげましょう。
決して手を出したりしないように、アドバイスももう少し考えさせてからでよいでしょう。
文句を言う子は壁を乗り越えることができない
文句を言って周りの人にやってもらうことが当たり前になっていると自分で問題を解決することができません。
小さな壁や周りに人がいてくれている時であれば乗り越えることが出来ますが、自力ではありません。
いざ大きな壁を自分で乗り越えなければいけない時、立ち止まってしまうでしょう。
そして誰もいないところで文句を言って、何も解決できないまま挫折を味わうのです。
日常生活では小さな壁を自分の力で乗り越えられるようサポートしてあげなければいけません。
小さな壁を自力で何度も乗り越えていけば”自信”がつき大きな壁にもチャレンジして乗り越えることができるようになるのです。
文句を言わせない方法
文句を言わせない方法は簡単です。
文句を聞かなければよいのです。
子どもが文句を言ってきてなにかしてほしそうであれば、こう言ってあげましょう。
「文句は聞けませんが、要望なら聞けますよ」
予め宣言することで文句を言ってもなにもしないことを伝えておけば、なにかしてほしい時はお願いをしてきます。
子どもは自立を望んでいるのでお願いする前に自力でなんとかしようと頭を使い考えようとします。
自力で解決できれば壁を乗り越えたことになります。
困った時は 自分で考える→人に聞く(頼る) の順序で解決していきます。
それを 文句を言う→やってもらう ではいつまでたっても文句はなくなりませんし、自分で解決することができません。
子どもの問題解決のプロセスを改善するのが親の役割です。
終わりに
文句を言う子は主体性がありません。
自分でやろうとせず人にやってもらおうとするのです。
文句を言わせないことで考える力を付け、行動できるようになります。
文句を言わせない環境を作ってあげましょう。
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